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ディンプルキーとは?メリット・デメリットと防犯性能をわかりやすく解説!

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[掲載日]2025/06/03 ,
ディンプルキーとは?メリット・デメリットと防犯性能をわかりやすく解説!
※本記事にはプロモーションが含まれています

近年、防犯性の高いディンプルキーを導入する家庭が増えています。ディンプルキーとは、鍵表面に丸いくぼみ(ディンプル)があるタイプの鍵で、従来のギザギザ鍵と比べて不正開錠しにくい特徴があります。

本記事では、ディンプルキーの基本的な仕組みやメリット・デメリット、選び方のポイントについて、一般家庭の方にもわかりやすく解説します。日々の暮らしに取り入れる際に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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この記事でわかること

  • ディンプルキーの基本構造と仕組み
  • ディンプルキーのメリット・デメリット
  • ディンプルキーを選ぶ際のポイント
  • ディンプルキー導入後のメンテナンス方法と注意点

ディンプルキーとは?特徴や仕組みを解説

疑問

そもそもディンプルキーとは一体どのような鍵なのでしょうか?ここでは、まずディンプルキーの特徴や仕組みについて解説します。

ディンプルキーとは

ディンプルキーは、従来のギザギザした鍵(ピンシリンダー錠)とは異なり、鍵の表面に複数の丸い「くぼみ(ディンプル)」がある鍵です。このくぼみは鍵の凹凸に相当し、鍵穴内のピンと合致することで施解錠します。くぼみの位置や深さは精密に設計されており、従来型の鍵に比べて複数方向・多段階にピンが配置できる点が特徴です。

ピンシリンダーでは上下方向にしかピンが配置されないのに対し、ディンプルキーは上下左右・斜めにもピンが設けられるため、防犯性が大きく向上します。 ディンプルキーの外観例(左はディンプルキー、右は従来型のギザギザ鍵)。ディンプルキーの表面には複数の丸いくぼみがあり、この「くぼみ」が名前の由来になっています。

鍵の基本的な開錠原理は従来型と同様で、鍵の凹凸とシリンダー内のピンが合致すると回転する仕組みです。ただしディンプルキーではピンの数が多く、複雑な位置に配置できるため、従来の鍵よりも高い精度でピン合わせが必要になり、鍵のパターン数(理論上の組み合わせ数)は非常に増大します。

ディンプルキーの仕組みや構造

ディンプルキーは表面・側面に空けられた丸いくぼみでシリンダー内のピンと合致させる仕組みです。鍵穴に挿入して凹凸が揃うと回転し施錠・解錠が可能になります。図示すると裏表と側面の三方向にピンが備わるため、従来の鍵に比べてはるかに多くのピンを用いた設計が可能となりました。

その結果、単純な上下2本のピンしかない一般鍵に対し、ディンプルキーでは数十本以上のピンを多方向に配置でき、理論上の鍵の組み合わせ数は数千億以上にも達します。このように複雑で精密な構造により、鍵の偽造やバンピング(特殊工具による衝撃開錠)に対する耐性も非常に高くなっています。

ディンプルキーのメリット

ディンプルキーの最大のメリットは、防犯性の高さです。構造が複雑で耐久性の高い鍵が多く、従来型鍵に比べて「ピッキング」や「破壊解錠」「合鍵の不正複製」などの侵入手口に対する防犯効果が著しく向上します。ディンプルキーはピン配置が多方向かつ多数のピンを持つため、正確な角度や深さで全てのピンを合わせないと鍵が回りません。

メーカーやモデルによりますが、鍵のくぼみの配置パターンは理論上で数十億~数千億通りにもなり、組み合わせが複雑なほどピッキングは極めて困難になります。また、ドリルなど工具による破壊開錠にも、内部のピン配置が複雑であるため耐性が高く、破壊に強い構造になっています。

防犯性の高さ

ディンプルキーの最も重要なメリットはその高い防犯性能です。ディンプルキーは従来のギザギザ鍵に比べてピッキングされにくく、かつドリルでの破壊にも強いため、新築の戸建て住宅やマンション玄関で主流になりつつあります。

ピッキング防止では、くぼみの深さや位置が鍵ごとに異なり、それらをすべて精密に合致させる必要があるため、1秒でも誤差が生じると開錠できません。結果として、従来は鍵1本に上下2本程度だったピンの数が、ディンプルキーでは数十本にも増加しています。

警察庁の認証試験(CP認定錠)を受けたものも存在し、これらは「ピッキング試験」「こじ開け試験」などの厳しい防犯試験をクリアしており、公式にも防犯性能が認められています。

合鍵の不正複製が難しい

ディンプルキーは合鍵の不正複製が極めて困難な点も大きなメリットです。従来のシリンダー鍵と同様に、鍵の凹凸でピンを押し上げて解錠しますが、ディンプルキーではその凹凸(くぼみ)の位置や深さが極めて精巧かつ多方向で設計されています。

そのため、理論上の鍵のパターン数は非常に多く、例えばMIWA社の「PRシリンダー」では1,000億通り以上、GOAL社の「GVシリンダー」では1,000兆通り以上ともいわれています。これだけ多くの鍵パターンから一致するものを作り出すには高度な技術が必要で、第三者が犯罪目的で合鍵を作成することは実質不可能に近いのです。

ディンプルキーのデメリット

一方でディンプルキーにはデメリットも存在します。代表的なのはコスト面です。ディンプルキーは通常の鍵よりも設計・製造が複雑なため価格が高く、鍵本体価格だけでも5,000~2万7,000円程度と幅が広いものの、一般的には数千円から10,000円以上する高級な鍵になります。

また、構造が精密なため合鍵作製にも専門の機器・技術が必要で、鍵屋に依頼しても納期が2~4週間かかる場合があり、費用も1本あたり数千円と従来キーより高額になります。

さらにディンプルキーは製造誤差や摩耗に敏感で、わずかな傷や汚れでも鍵穴と合致しなくなる恐れがあります。使用上の注意として、毎日の扱いで少しずつ摩耗が進むとわずか0.03ミリ程度の変形でも作動しなくなる可能性があるため、取り扱いに注意を払う必要があります。

価格が高い

ディンプルキーは技術開発・生産コストがかかるため、一般的なギザギザ鍵より高額です。たとえば複数のタイプがあるMIWA社の標準的なPRシリンダーでは、鍵を含む本体価格が1万5,000円前後になることもあります。価格帯は製品や仕様によって幅がありますが、エルノート(東急リバブル)の解説によれば5,000円~27,000円と大きく幅がある一方、平均して高めの設定です。

また、鍵交換を専門業者に依頼する場合は、鍵本体のほかに交換作業料(出張費や工賃)が加算されるため、トータルで5万円前後になることもあります。コスト面を考慮する必要があり、予算が限られている家庭では導入前に十分な検討が必要です。

合鍵作製・管理の困難さ

ディンプルキーは防犯性が高い反面、正当な合鍵の作成にもハードルがあります。構造が複雑なため、一般的な合鍵屋やホームセンターでは対応できない場合が多く、製造には専用の機材と高度な技術が必要です。純正メーカーに依頼しても数週間以上かかることが普通で、その間鍵が1本しかない状態で不便を感じることがあります。

また、合鍵の製造費用も高めで、1本あたり約2,000~6,000円が目安になります。なお、合鍵作成に対応する店舗は限られているため、事前に対応可否を確認する必要があります。

対応業者が少ない

ディンプルキーに対応できる鍵屋や店舗の少なさもデメリットです。先述のように専用機器が必要なため、一般的な合鍵サービスを行う店では対応していない店舗も多くあります。街の鍵専門店やメーカー直営店なら作製対応していることが多いですが、それらも業者によっては一部のタイプしか扱えない場合があります。

全国チェーンのホームセンターでも普通鍵の合鍵は作れますが、ディンプルキーの場合は店舗によって扱いがまちまちで、そもそも対応していない店もあるため注意が必要です。オンライン通販での作成サービスもありますが、信頼できる業者か見極めが難しく、鍵の写真だけでは不正確になりやすい点もあります。

ディンプルキーの選び方

ディンプルキーを選ぶ際は、防犯性能や価格、合鍵作成の容易さ、対応業者の有無、そしてメンテナンス性や耐久性などを総合的に比較検討することが重要です。まずは自宅や設置場所の防犯レベルを確認し、鍵違い数や耐ピッキング性能、耐鍵穴壊し性能といった数値的な指標を重視して製品を絞り込みましょう。

さらに、合鍵作成にかかる期間や費用、実際に取り扱う鍵業者の対応状況も事前に把握し、万一のトラブルに備えたサポート体制が整っているかを確認する必要があります。最後に、日常的な鍵の扱いやすさや摩耗への耐性など、長く使い続けるうえでのメンテナンス性も考慮し、ライフスタイルや予算に沿った最適なモデルを選ぶようにしましょう。

理論鍵違い数(キーのバリエーション数)

ディンプルキー選びで最も重要な指標の一つが「理論鍵違い数」です。これは鍵が理論上持つことができるパターンの総数を表し、数値が大きいほど複製困難で防犯性が高くなります。例えば、鍵違い数が10億通りであれば、その鍵とまったく同じ形状の合鍵を作る確率は極めて低くなるため、不正開錠に対して有利です。

実際には、MIWAやGOALなどの大手メーカーが提供するディンプルキーでは、100億~10,000兆通り以上の鍵違い数を誇る製品も存在します。選ぶ際は製品パンフレットやメーカーサイトで必ず理論鍵違い数を確認し、最低でも数十億通り以上のスペックを備えたモデルを選ぶことが望ましいでしょう。なお、理論鍵違い数が増えるほど製造コストも上がる傾向にあるため、予算と防犯レベルのバランスを考えて製品を絞り込んでください。

耐ピッキング性能(ピッキングに要する時間)

耐ピッキング性能とは、鍵穴を特殊工具で操作してピッキングを試みたときに、開錠までに要する時間を示す指標です。公的試験(警察庁や防犯機器協会など)で「耐ピッキング性能10分以上」など一定時間以上をクリアしている製品は、防犯性が高いとされています。一般的に、ピッキングにかかる時間が長いほど、侵入者が諦める可能性が高まるため、実用上は「10分以上」を目安に選ぶのがひとつの基準です。

たとえば、MIWAのPRシリンダーやGOALのGVシリンダーは、防犯試験の結果として耐ピッキング時間が20分以上という公的データを公表していることがあります。選ぶ際は、製品の仕様欄やメーカーの試験結果資料で耐ピッキング性能を必ず確認しましょう。日本国内のCP認定錠(Crime Prevention認定)を取得しているモデルは、耐ピッキング性能を含む複数の防犯試験をクリアしているため、安心して選択できます。耐ピッキング性能を参考にすることで、侵入犯罪に対する抑止力を強化できるでしょう。

耐鍵穴壊し性能(こじ開けやドリルによる破壊への耐性)

耐鍵穴壊し性能とは、ドアの鍵穴部分をこじ開けたり、ドリルで穴を開けたりする破壊行為に対する耐性を示す指標です。鍵穴周辺を特殊工具やドリルで破壊されると鍵内部のピンがズレたり空回りしたりして、鍵の機能自体が損なわれてしまいます。ディンプルキーは多方向にピンが配置されており、シリンダー内部の構造が複雑で堅牢性が高いものが多いため、耐鍵穴壊し性能においても一定の自信を持つ製品が数多くあります。

具体的には「耐鍵穴壊し性能5分以上」といった試験結果を公表しているモデルも多く、こじ開けやドリル貫通を試みても一定時間以上持ちこたえる設計になっています。選ぶ際には、メーカーの公表データや製品レビューで耐鍵穴壊し性能を確認し、目安として5分以上をクリアしているものを選びましょう。耐鍵穴壊し性能の高いディンプルキーなら、破壊工具による不正開錠をより困難にし、防犯性をさらに向上させることが可能です。

CP認定などの公的防犯基準の有無

CP(Crime Prevention)認定とは、警察庁などが定める防犯基準試験をクリアした鍵に与えられる認定です。CP認定を受けた鍵は、耐ピッキング試験や耐鍵穴壊し試験、耐耐破り試験など複数の防犯試験をクリアしており、公的にもその性能が保証されています。ディンプルキーを選ぶ際は、まずCP認定の有無を確認してください。

CP認定錠には「CP-○○○○」というラベルが付いており、製品カタログや鍵本体に認定マークが記載されています。認定モデルであれば、一部の盗難対策やこじ開け対策において、信頼性の高い防犯性能が期待できます。

また、CP認定以外にも「一般社団法人日本ロックセキュリティ協会(Jalose)」や「防犯性能試験(BPI試験)」などの第三者機関による評価を受けているものもあります。選ぶ前に必ず公的試験や協会の認定情報を確認し、安心できる認定モデルを優先することで、安全性を高めることができます。

メーカー・シリーズごとの仕様や信頼性

ディンプルキーはメーカーやシリーズによって細かな仕様や性能が異なります。たとえばMIWA(美和ロック)ではPRシリンダーシリーズが、GOAL(ゴール)ではGVシリンダーシリーズが代表的で、いずれも防犯性能を重視した上位モデルとして人気があります。各社の特徴としては、MIWAはサイドバーを採用したモデルや錠前本体の堅牢性に定評があり、GOALは内部構造を多段階化して耐ピッキング性能を高めた設計が特徴です。

アルファ(ALPHA)は独自構造により理論鍵違い数を拡張し、鍵違い数数千億通り以上を実現したシリーズもあります。選ぶ際には、各メーカーの公式サイトや専門店で「理論鍵違い数」「耐ピッキング性能」「耐鍵穴壊し性能」「CP認定状況」などを比較し、実際に製品ごとの試験データや保証内容をチェックしましょう。

また、ユーザーの口コミや施工実績を参考にすることで、導入後の使用感や耐久性についてのイメージをつかむことができます。信頼性を重視するなら、長年国内市場でシェアを持つ大手メーカーの上位グレードモデルを選ぶことをおすすめします。

価格と合鍵作成のしやすさ

ディンプルキーは構造が複雑で特殊な製造技術を要するため、一般的なギザギザ鍵と比較して価格が高めです。目安として鍵本体だけでも5,000円~27,000円程度と幅があり、さらに鍵交換を専門業者に依頼する場合は作業工賃や出張費が加わるため、合計で5万円前後になることもあります。

購入時には本体価格に加え、交換作業料や出張費、古い鍵の廃棄費用などを含めた総額を確認し、予算に応じたプランを検討しましょう。また、合鍵作成においても専用の機器と技術が必要となるため、納期は2~4週間程度かかるケースが一般的です。

合鍵の費用は1本あたり2,000~6,000円程度が相場であり、合鍵業者やホームセンターでは対応できない場合が多いため、事前に合鍵作成に対応可能な鍵業者を探しておく必要があります。特に登録制シリンダータイプ(ユーザー登録が必要でないと合鍵を作れないもの)は納期が長く、合鍵作成の手続きも煩雑な場合があるため、予備キーを早めに確保することをおすすめします。購入前に複数業者から見積もりを取り、価格と納期を比較しておくと、導入後もスムーズに合鍵を準備できます。

メンテナンス性・耐久性

ディンプルキーは非常に精密な構造を持つため、日常的なメンテナンスが重要です。埃や汚れ、潤滑不足によって内部のピンが動きにくくなると、鍵が回らなくなるトラブルが起こりやすくなります。具体的には、鍵穴に専用の潤滑剤を定期的に注入し、内部のスムーズな動作を維持することが推奨されます。

また、キー本体も金属部分が摩耗しやすいため、鍵束(キーリング)に複数の鍵を大量に通すと擦れやすくなり、わずかな傷でも作動不良の原因となります。鍵を扱う際は必要なキーだけを持ち歩き、キーケースや専用ホルダーを使って保護すると劣化を防ぎやすくなります。耐久性の面では、MIWAやGOALの上位モデルであれば耐候性や使用可能回数が高く設定されており、10万回以上の使用に耐えるものもありますが、安価なモデルでは数万回程度しか耐えられないものもあります。

購入前に製品仕様に記載された「使用可能回数」や「耐候性」「耐腐食性」などの項目を確認し、屋外設置や高温多湿環境でも問題なく使用できるかをチェックしましょう。定期的に鍵穴内部を清掃し、異音や引っかかりを感じたら早めに専門業者に調整や部品交換を依頼することで、長期的に快適に使用できます。

まとめ

ディンプルキーは、鍵違い数の多さや耐ピッキング性能、耐鍵穴壊し性能などで高い防犯性を実現する鍵です。一方、価格や合鍵作成の手間、対応業者の少なさといったデメリットもあるため、導入前には予算やライフスタイルに合わせた比較検討が必要です。本記事で紹介した理論鍵違い数や耐ピッキング性能、CP認定の有無などの選び方ポイントを参考に、最適なディンプルキーを選んでください。

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