賃貸の鍵交換費用はだれが負担する?タイミングや手続きの流れを解説!
賃貸物件において鍵交換は、安全面やトラブル回避のために重要な手続きです。本記事では、鍵交換の費用負担者、交換タイミング、費用相場、具体的な手続きの流れ、費用を安く抑える方法、よくある質問を網羅的に解説します。賃貸物件の鍵交換をご検討されている方は是非とも参考にしてみてください。
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この記事でわかること
- 賃貸物件において鍵交換が必要な理由
- 賃貸物件の鍵交換のタイミング
- 鍵交換費用の相場
- 賃貸物件の鍵交換の費用負担
鍵交換費用の負担者は誰?

賃貸物件の鍵交換費用は、契約書の記載やトラブルの原因によって借主と貸主のどちらが負担するかが変わります。ここでは、その判断基準と具体的なケースについて詳しく解説します。
借主が負担するケース
賃貸物件で鍵交換費用を借主が負担する代表的なケースは、契約書に「借主負担」と明記されている場合や、借主の過失と見なされる状況下に限られます。例えば、入居中に鍵を紛失したり、誤って破損してしまった場合は、借主に責任があるとみなされます。
また、鍵の管理を怠った結果、第三者に鍵を不正に使われたようなケースも、借主の責任となり費用負担を免れません。さらに、契約書に明記されていなくても、入居前に借主が「防犯性を高めたい」と異なる鍵に交換する際なども、借主が自費で交換することが一般的です。
これらのケースでは、借主が自ら業者を手配し、見積もりを取り、費用を支払わなければなりません。契約書をしっかり確認し、費用負担の有無や範囲を把握しておくことが大切です。
貸主が負担するケース
貸主が鍵交換費用を負担するのは、鍵そのものやシリンダーが経年劣化によって不具合を起こした場合や、契約書に「貸主負担」と明記されているケースです。築年数が古い物件では、鍵が摩耗しピッキングや緩みが起こる可能性が高くなります。このように入居者の責任ではなく設備の老朽化が原因のトラブルでは、貸主が負担して交換を行います。
また、入居者が変わるタイミングで貸主が一括して交換を実施する場合も、貸主負担で新しい鍵に交換して安心して次の入居者に引き渡せるようにします。契約書に明記がある場合はもちろん、明記がないケースでも老朽化が原因であることを示せれば、貸主に負担を交渉できる場合があります。
賃貸の鍵交換をするタイミング

賃貸物件で鍵交換を実施するタイミングは、大きく分けて以下の4つが代表的です。それぞれのタイミングでの注意点や手続きについて解説します。
入居前
新しく賃貸物件に入居する際は、入居前に鍵交換を行うことが推奨されます。これにより、前の住人がコピーを残していた可能性を排除し、安心して生活を始められます。契約書に「貸主負担」で鍵交換する旨が記載されている場合は、管理会社や大家に依頼するだけで手続きが進みます。
ただし、貸主負担とされていない場合は借主が自費で交換を行う必要があります。入居前は家具の搬入や手続きで慌ただしい時期ですが、安全を確保するために忘れずに手配を進めましょう。入居前の鍵交換は、新居に引っ越してすぐに安心して住むために欠かせないステップです。
退去時
賃貸物件を退去する際も鍵交換が必要になることがあります。特に退去時に鍵を紛失して返却できない場合、借主の過失とみなされるため、借主負担で鍵を交換しなければなりません。また、次の入居者が決まっている場合は、貸主が防犯対策として鍵交換を実施することが多く、その費用も貸主が負担するケースがあります。
退去時には必ず管理会社や大家と鍵交換の必要性や負担者を確認し、トラブルを回避しましょう。退去時に交換が必要かどうか曖昧な場合は、早めに相談して指示を仰ぐことが大切です。
鍵を紛失したとき
鍵を紛失した場合は速やかに管理会社や大家に連絡し、その指示に従って鍵交換を手配します。紛失した鍵がそのまま第三者に渡ると、不正侵入のリスクが高まるため、警察への遺失届も併せて提出しておくと保険申請時に有利になります。
多くの場合、鍵交換費用は借主負担ですが、紛失の経緯や物件の契約内容によっては一部貸主負担となる場合もあるため、詳細を確認しましょう。紛失後は緊急性が高いため、即日対応可能な業者を手配することをおすすめします。
その他セキュリティが気になったとき
入居後に近隣での犯罪発生情報や防犯情勢を知り、物件の防犯性に不安を感じた場合は任意で鍵交換を検討しましょう。特に築年数が経過してシリンダー部が摩耗していると、ピッキングやドリル破壊のリスクが高まります。
このような場合は、より高い防犯性能を持つディンプルキーや電子錠に交換して安心感を得ることが可能です。費用は借主負担になることが多いですが、防犯性向上のメリットを考慮して検討しましょう。最近ではスマートロックなども普及しており、技術を活用した防犯対策も検討に値します。
賃貸の鍵交換にかかる費用相場

賃貸の鍵交換費用は、鍵の種類、業者依頼の有無、DIY実施などによって大きく異なります。ここでは代表的な鍵の種類別と業者依頼、DIY時の目安費用を解説します。
鍵の種類別相場
鍵にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。もちろん鍵の種類によっても交換費用が異なります。ここでは鍵交換費用を鍵の種類別にご紹介します。
ディスクシリンダー
ディスクシリンダーは、子鍵の両側がギザギザした形状をしています。一昔前には、戸建て住宅からマンションやアパートまで広く普及していました。しかし、ピッキング(不正解錠の技術)が広まり、一定の知識さえあれば誰でも解錠が可能だったことから、ディスクシリンダーを狙った空き巣が多発し、2001年にディスクシリンダーは廃番となり製造は終了となりました。
5,000〜10,000円あたりが相場です。
ピンシリンダー
ピンシリンダーは、一般的なシリンダーの一種であり、鍵穴の奥に複数のピンが配置されています。鍵を差し込むとピンが上下に動き、解錠パターンに揃います。ピンが正しい形に揃った状態でないと内筒が回転しない仕組みで、ディンプルシリンダーと比べるとセキュリティ面ではやや劣りますが、一般的な使用においては十分な安全性を提供します。
部品代は5,000〜10,000円あたりが相場です。
ロータリーシリンダー
ロータリーシリンダーは、ディスクシリンダーの進化形です。構造が複雑化しており、ピッキング(不正解錠)に対して非常に強固であるため、現在でも多くの住戸に普及しています。ディスクシリンダーが廃番である現在、子鍵の両側がギザギザした形状をしている場合、それはロータリーシリンダーU9の子鍵である可能性が高いです。
U9あたりからハイセキュリティシリンダーの類になってきますので、部品代も上昇する傾向にありますが、U9は価格の割に長持ちで人気があります。
10,000〜15,000円あたりが相場となります。
ディンプルシリンダー
ディンプルシリンダーは、子鍵の表面に凹凸(ディンプル)があるシリンダーです。ディンプルシリンダーは、ピンシリンダーやディスクシリンダーに比べて非常に高いセキュリティ性を持ち、耐ピッキング性能も5分〜10分以上となっています。
ディンプルシリンダーは、ディンプルキーと呼ばれる特殊な形状の子鍵を使用します。ディンプルシリンダーの交換には、通常のシリンダーよりも高い費用がかかることがありますが、そのぶん高いセキュリティを提供します。
ディンプルキーシリンダーの部品代はシリンダーの性能によって大きく異なりますが、ひとつの水準として登録制のものかどうか、というのがあります。登録制のシリンダーにはセキュリティカードあるいはオーナーズカードといったものが付属しますが、所持者にしか純正キーの発注ができないため、最高級の防犯性能と考えることもできます。
非登録制のもので16,500〜20,000円、登録制のものになると20,000〜35,000円ほどになると考えると良いでしょう。
ディンプルキーについては以下の記事で詳しく解説しています。併せてお読みください。
業者に依頼した場合の相場
鍵業者に依頼して交換を行う場合、作業費や出張費、夜間・休日料金が加算されるため、総費用が高くなる傾向があります。一般的に、シリンダーキーの交換作業費は10,000~15,000円程度が目安で、出張費は2,000円~5,000円程度です。
ディンプルキーや電子錠に交換する場合は、部材費と作業費を合わせて20,000~30,000円以上かかることがあります。また、夜間や休日の対応には別途割増料金が発生するケースが多いため、平日の日中に依頼することでトータルコストを抑えられます。
業者を選ぶ際は見積もり内容を細かく確認し、不要なオプションが含まれていないか注意しましょう。保証期間やアフターサービスの有無も業者によって異なるため、比較検討が大切です。
DIYで交換するときの費用目安
自分で交換作業を行う場合は、鍵本体の購入費用と工具費用だけで済むため、業者に頼むよりもコストを大幅に抑えられます。例えば、シリンダーキー本体は通販やホームセンターで5,000円~10,000円程度で購入でき、必要な特殊工具がなければドライバーセットなどで数千円程度で揃えられます。
ただし、DIYでの交換には技術的な知識と時間が必要であり、交換作業を間違えると鍵が正常に機能しなくなるリスクもあります。DIYでの交換を検討する際は、手順を正確に理解し、失敗リスクを許容できるかを十分に検討してから実施してください。加えて、交換後に不具合が起きた場合の責任は全て自己責任となる点にも注意が必要です。
賃貸の鍵交換をする流れ

賃貸物件で鍵交換を行う際は、管理会社や大家への連絡から業者依頼、作業完了後の確認までの一連のステップを踏む必要があります。ここではその流れを詳しく解説します。
管理会社・大家へ連絡
鍵交換の第一ステップは、賃貸契約書を確認したうえで管理会社または大家に連絡し、交換の許可を得ることです。賃貸契約書には「無断で交換禁止」や「交換時は事前申請必須」と記載されていることが多いため、この手続きを怠ると契約違反となり、原状回復費用を請求されるリスクがあります。
連絡時には交換理由(入居前、紛失など)と費用負担者(借主負担または貸主負担)を確認し、必要な申請書類や手数料があれば速やかに対応しましょう。申請に必要な書類や費用があらかじめわかっていると、その後の手続きがスムーズになります。
業者選び・見積もり依頼
管理会社や大家から交換の許可が得られたら、次に信頼できる鍵業者を選び、見積もりを依頼します。業者選びのポイントは、実績や口コミ、対応スピード、保証内容です。指定業者がある場合は契約書に従って依頼しますが、指定がない場合はインターネットや口コミを参考に2~3社に見積もりを依頼し、比較することが重要です。
見積もり依頼時には、鍵の種類やドア構造を伝え、出張費や夜間料金などの追加費用があるかどうかを確認しておくと、後で予算オーバーを防げます。複数社の見積書を比較することで、サービス内容とコストパフォーマンスを見極めることができます。
見積もり内容の確認・正式依頼
見積もりが提示されたら、総合的な費用内容を細かく確認します。具体的には、以下の点をチェックしましょう。
- 鍵本体の種類と価格
シリンダーキー、ディンプルキー、電子錠など、どのタイプの鍵を使用するか明記されているか。 - 作業費用と追加料金
基本作業費に加えて、夜間対応料金、出張費、廃棄費用が含まれているかを確認する。 - 保証期間とアフターサービス
交換後に不具合が発生した際に無料で対応してくれる保証期間があるかどうか。 - 支払い方法と時期
現金払い、クレジットカード、後日請求など、支払い手続きが明確に記載されているか。
見積もり内容に納得したら正式に依頼し、交換日と時間を調整します。業者と日程調整を行う際は、入居者や大家、管理会社の都合も考慮してスケジュールを決定しましょう。
交換作業の実施
当日、業者が指定された時間に現場へ到着し、交換作業が始まります。標準的なシリンダーキーの交換は30分~1時間程度で完了しますが、ディンプルキーや電子錠の場合は、部品の取り外しや設置に時間を要するため1時間以上かかることがあります。
作業中に不明点や問題が発生した場合は、業者に適宜確認しながら進めることで、後から余計な手間がかからずに済みます。周囲に騒音が出る可能性があるため、近隣への配慮として事前に挨拶や通知を行うことも大切です。
鍵の受け渡し・完了確認
交換作業が終了したら、新しい鍵を入居者に手渡し、実際に鍵を挿して開閉テストを行います。問題がなければ交換完了です。支払いは現金、クレジットカード、銀行振込など業者により異なりますので、事前に支払い方法を確認しておきましょう。
鍵交換後に発生したトラブル(開閉不良や動作異常)があった場合は、保証期間内であれば無料で再対応してもらえることが多いです。また、火災保険や付帯補償で費用の一部をカバーできる場合がありますので、領収書を保管し、必要に応じて保険会社に申請しましょう。
賃貸の鍵交換費用を安く抑える方法

賃貸物件の鍵交換費用を抑えたい場合は、複数社の見積り比較や依頼タイミングなど、工夫次第で大きく節約できます。本章では、具体的なコスト削減策を紹介します。
複数社に見積りをとる
最も基本的な節約方法は、複数の鍵業者に見積りを依頼し、料金を比較することです。業者によって作業費用や出張費、夜間料金の設定は異なるため、同じ条件で見積りを依頼すれば最も安い業者を見つけやすくなります。
特に地域密着型の小規模業者は、大手チェーンよりも人件費や広告費が抑えられている場合が多く、安価で対応してくれることがあります。見積もりを依頼する際は、鍵の種類や作業日時を明示し、追加費用の有無を確認しておきましょう。見積書を比較する際は、費用だけでなく保証内容やアフターサービスも併せて比較し、総合的に判断することが大切です。
平日の日中に依頼する
鍵交換作業を平日の日中に依頼すると、夜間や休日に比べて割増料金が発生しないため、総費用を抑えやすくなります。多くの業者が、夜間(19時以降)や土日祝日に高額な割増料金を設定しているため、対応可能であれば早めに平日の日中に作業日を調整しましょう。
忙しい社会人でも、休暇を取得して平日に依頼することで、予算を大きく節約できる場合があります。また、業者によっては平日割引を実施している場合もあるため、事前に確認するとさらに費用を抑えられます。
交換する鍵のグレードを下げる
防犯性能の高い鍵(ディンプルキーや電子錠)は当然費用も高くなります。初期費用を抑えたい場合は、まずは一般的なシリンダーキーへの交換を検討しましょう。シリンダーキーであっても、防犯性能の高い刻み幅や耐ピッキング性能を備えた製品はいくつか存在します。
予算に応じて最低限必要な防犯性能を持つ鍵を選び、後から必要に応じて高グレードな鍵に入れ替えるという方法もあります。複数の鍵メーカーを比較し、コストパフォーマンスの高い製品を選ぶことがポイントです。
助成金を活用する
自治体によっては、賃貸物件の防犯対策として鍵交換費用に対する補助金や助成金制度を実施している場合があります。該当する自治体のホームページや窓口で助成制度の有無や申請条件を確認し、必要書類を準備して申請しましょう。
助成金額は自治体により異なりますが、数千円から数万円程度の補助を受けられることがあります。補助金を活用すれば、実質的な初期負担額を大幅に軽減できますので、住んでいる地域の制度を必ず確認してください。申請には期限がある場合も多いため、早めに手続きを進めることが重要です。
よくある質問

賃貸物件における鍵交換について、よくある質問についてご紹介します。
鍵交換は任意?強制?
賃貸借契約上では基本的に鍵交換は任意とされています。ただし、防犯意識の高まりから多くの大家や管理会社が入居前に鍵交換を促すケースが増えています。契約書に「無断で交換禁止」「貸主許可必須」と明記されている場合は、必ず管理会社や大家に相談し、了承を得てから交換を行いましょう。
任意とされているからといって放置すると、安全性が低下し、万が一被害に遭った際の補償が難しくなることもあるため、入居前の交換を検討する価値があります。
自分で鍵交換をしても問題ない?
賃貸契約書で貸主からの承諾が得られれば、自分で鍵交換を行うことは可能です。しかし、交換後は退去時に元の鍵に戻す(原状回復)の義務があります。元の鍵や部品を保管しておき、退去時には必ず最初の状態に戻してください。
無断で交換や取り替えを行った場合、契約違反となり、原状回復費用として高額な請求を受ける可能性があります。DIY交換は費用を抑えられますが、技術的な難易度や失敗時のリスクを十分に理解してから実施してください。
中古マンションも引っ越す前に交換した方がいいの?
中古マンションは、売り主に鍵交換の義務がないですし、前の入居者と同じ鍵というのが心配なので、鍵交換はした方が良いでしょう。ただし、マンションのエントランスの鍵が部屋の鍵と連動している場合、特殊なシリンダーが使われています。
今までと同じように、エントランスを開ける鍵で玄関も開けたいという場合は、シリンダーが特注のものになりますので、納品までに時間がかかります。
※賃貸の場合もオートロックエントランスと連動した鍵である場合、シリンダー交換が完了するまでに時間がかかることがあります。いずれにせよ賃貸の場合は、大家や管理会社からの指示に従って鍵交換するようにしましょう。
賃貸の鍵を紛失したときはどうすれば良い?
鍵を紛失した場合はまず警察に遺失届を提出し、遺失届受理番号を取得します。その後、管理会社や大家に連絡し、鍵交換を手配します。多くの場合、鍵交換費用は借主負担となりますが、警察届を提出していれば保険適用条件を満たしやすくなるため、補償を受けられる可能性があります。
警察届の写しや見積書などは、保険申請時に必要となる場合があるため、大切に保管してください。鍵紛失時には迅速な対応が求められるため、事前に業者をリサーチしておくと安心です。
まとめ
賃貸物件での鍵交換について説明してみましたが、なぜ入居のタイミングで交換をするのか、なぜ借主負担とされているのかご理解いただけたでしょうか。
賃貸物件に引っ越す方のなかには、独り立ちをして一人暮らしを始めるという方も多く、入居してからも安心して暮らしていけるということは大変大事な要素になっています。
鍵交換をするかどうかは任されているからしていない、という方もぜひ、防犯のことを考えて交換を検討してみて下さい。丁寧な仕事で防犯性能の高い鍵に交換してくれる業者をクラベールで探してみてはいかがでしょうか。
もし鍵交換業者をお探しなら鍵屋の鍵猿がおすすめです。実績も豊富で年間10万件の問合せがあり、有名企業や官公庁との取引もあるので安心できますね。
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