賃貸でドアノブがゆるいときの原因と直し方を解説!放置するリスクも紹介!
賃貸物件で暮らしていると、ある日突然「ドアノブがゆるい」「グラグラして不安」と感じることがあります。見た目は小さな不具合でも、放置するとドアが開かなくなったり、ノブが外れてしまうこともあるため注意が必要です。
本記事では、賃貸でドアノブがゆるくなる主な原因、自分でできる修理方法、やってはいけない対処、そして管理会社や業者に依頼する際の費用目安までをわかりやすく解説します。初めての人でも安心して対応できるよう、必要なポイントを整理して紹介していきます。
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この記事でわかること
- 賃貸でドアノブがゆるくなる主な原因と放置するリスク
- 自分で安全にできるドアノブの直し方と注意点
- 管理会社や大家へ連絡すべきタイミング
- 修理・交換にかかる費用相場と費用負担
- ドアノブのトラブルを防ぐための方法
目次
賃貸でドアノブがゆるくなる主な原因

賃貸物件でドアノブがゆるくなる原因は、一つではなく、複数の要因が重なって発生するケースが多いです。長年の使用や取り付け環境、湿気などの影響で少しずつ劣化が進み、ある日突然グラつきに気づくことも珍しくありません。まずは代表的な5つの原因を理解し、どのような対処が適切かを確認していきましょう。
ネジの緩みや固定金具の劣化
最も多い原因は、ドアノブを固定しているネジの緩みです。ドアは日常的に開閉されるため、振動や衝撃が繰り返し加わることで、少しずつネジがゆるんでいきます。特に玄関やトイレなど使用頻度の高い場所は、負荷が蓄積しやすく、知らないうちに固定金具も劣化している場合があります。
また、金属疲労やネジ山の摩耗によって、締めてもすぐに緩んでしまうこともあります。そのまま放置すると、ノブがガタついたり、台座ごと回転してしまうこともあるため、早めの確認が大切です。定期的にドライバーで軽く増し締めしておくと、トラブルを未然に防げます。
ネジ穴の拡大・劣化
ドアノブを支えるネジがしっかり固定されない場合、ドア材側のネジ穴が広がっている可能性があります。木製ドアや合板ドアでは、長期間の使用や強い締め付けによってネジ穴が削れ、ネジが空回りすることがあります。この状態になると、いくらネジを締めても固定力が戻らず、ノブが再び緩む原因になります。
軽度であれば、爪楊枝や割り箸の細片を木工用ボンドで差し込み、穴を補強して再固定する方法で改善できます。しかし、劣化が進んでいる場合は、金具の交換や専門業者による補修が必要です。早めの対応でドア自体の損傷も防げます。
経年劣化・摩耗・金属疲労
ドアノブの内部には、スプリングや軸となるスピンドルなどの金属部品が組み込まれています。これらは開閉のたびにわずかな負荷を受けており、年月が経つにつれて摩耗や金属疲労が進行します。特に10年以上使われているドアノブでは、バネが伸びきったり内部の金属部品が変形して、ノブの戻りが悪くなったり、ガタつきが目立つようになります。
こうした場合、いくらネジを締め直しても改善しにくく、ドアノブ全体の交換が現実的な解決策となります。経年劣化は避けられませんが、無理な操作を避けたり、定期的にメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことができます。
汚れ・さび・異物の付着
ドアノブやラッチの内部にホコリやゴミが入り込むと、部品の動きが悪くなり、回転や押し引きの動作に支障をきたします。とくに玄関や勝手口など外気に触れる場所では、湿気や砂ぼこりが原因でサビが発生しやすく、内部部品の噛み合わせがずれることもあります。
汚れが蓄積すると、ネジや金具の締まり具合にも影響し、結果的に「ゆるい」「ガタガタする」と感じる状態になります。定期的に乾いた布で表面を拭き取り、月に一度程度はラッチ部分を点検して汚れを除去しましょう。内部清掃を行うだけでも、ドアノブの動作が格段にスムーズになります。
潤滑剤が不足している
ドアノブやラッチの可動部分は金属同士が接触するため、潤滑が不十分だと摩擦が大きくなり、部品が削れたり、動作が固くなったりします。その結果、ドアノブを強く回す癖がつき、ネジや軸に余計な負荷がかかってゆるみの原因になります。
潤滑剤を定期的に注しておくと、摩擦を減らして動きを滑らかに保つことができます。ただし、クレ556などの一般的な潤滑スプレーはホコリを吸着して逆効果になるため、必ず「鍵穴・錠前専用」の潤滑剤を使うようにしましょう。動作音が静かになり、長期的にドアノブを良好な状態で保つことができます。
賃貸のドアノブのトラブルを放置するとどうなる?

ドアノブのゆるみを「少し気になるけど使えるから」と放置すると、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。最初はわずかなガタつきでも、内部の部品や金具が摩耗して機能が低下し、やがてドアが開かなくなったり、防犯性が損なわれることもあります。さらに賃貸物件の場合は、修理を怠ったことで退去時に費用を請求されるリスクもあるため、早めの対処が重要です。
ドアノブが外れて使えなくなることがある
ドアノブの緩みを放置すると、固定しているネジや金具が次第に外れていき、最終的にノブそのものが脱落してしまうことがあります。ドアノブが外れると、ドアの開閉ができなくなるだけでなく、内部のラッチや軸がむき出しになり危険です。
とくに子どもや高齢者が使用する家庭では、指を挟んだりケガをする恐れもあります。ネジがグラついている段階で締め直すだけでも、部品の脱落を防ぐことができるため、違和感を覚えたらすぐに確認しましょう。
ドアが開かなくなり閉じ込められる危険がある
緩みが進行すると、内部のラッチ機構がずれてドアが正常に動作しなくなることがあります。そのまま使用を続けると、ラッチが引っかかって開かなくなり、室内に閉じ込められてしまう危険性もあります。
浴室やトイレなどの狭い空間で発生すると、外から救出しないと開けられないケースもあり非常に危険です。ドアの動きが少しでも重くなったり、ノブを回しても反応が鈍いと感じたら、早めに点検・修理を行うことが大切です。
ドアが閉まらなくなる・鍵がかからなくなる
ドアノブの緩みは、内部構造のズレにもつながります。特にラッチとストライク(金具)が正しい位置で噛み合わなくなると、ドアが閉まりにくくなったり、鍵がきちんと施錠できなくなることがあります。
この状態を放置すると、ドアを強く閉める必要が出てきて部品にさらに負荷をかける悪循環に陥ります。また、防音・断熱の面でも隙間ができてしまうことがあるため、建物全体の快適性を損なうことにもつながります。
防犯性が低下して侵入されやすくなる
ドアノブが緩んでいると、内部の部品が正しく機能せず、鍵のかかりが浅くなることがあります。その結果、外部からのこじ開けやピッキングに対して脆弱になり、防犯性が著しく低下します。
特に玄関ドアの場合、ゆるみを放置すると簡単な力でドアノブが動いてしまい、空き巣に狙われる危険もあります。鍵の回り方やドアの閉まり具合に違和感を感じた時点で、すぐに修理や交換を検討することが、防犯上のリスク回避につながります。
退去時に修理費を請求される可能性がある
賃貸物件では、ドアノブの故障を放置した結果、損傷が進んだ場合に「入居者の過失」とみなされることがあります。経年劣化であれば大家負担となりますが、緩みを放置して壊した場合は修理費や交換費を請求されるケースも少なくありません。
特にノブの台座が割れたり、ラッチが変形してしまった場合は、数千円から一万円以上の費用が発生することもあります。トラブルを防ぐためにも、違和感を覚えたら早めに管理会社へ報告するのが安心です。
賃貸でドアノブを自分で直してもいい?

賃貸物件では、ドアノブの緩みを見つけても「自分で直していいのか」「管理会社に連絡すべきか」で迷う方が多いです。軽度なゆるみならDIYで対応できる場合もありますが、物件の所有者は大家であるため、勝手な修理はトラブルの原因になることもあります。ここでは、自分で直してよいケースと、管理会社に相談すべきケースの見極め方を詳しく解説します。
入居者が勝手に修理してはいけないケース
ドアノブの内部構造や鍵部分に不具合がある場合は、入居者が分解・修理を行うのは避けるべきです。特に、ネジの位置やスプリングの組み合わせを誤るとドアが閉まらなくなったり、鍵が壊れてしまう可能性があります。
また、賃貸契約書には「原状回復義務」が定められており、自己判断で修理して壊した場合は入居者の過失とみなされ、修理費を請求されるリスクもあります。管理会社の許可なく修理を進めるのは避け、まずは連絡して指示を仰ぐことがトラブル回避の第一歩です。
自分で修理できるケース
ドアノブのゆるみが「ネジが少し緩んでいる」「プレートがガタつく」といった軽度のものであれば、入居者自身で対応して問題ありません。ドライバーを使ってネジを軽く締め直すだけで改善するケースも多く、工具さえあれば数分で完了します。
ただし、内部まで分解が必要な場合や、ネジ穴が壊れて固定できないときは無理をせず管理会社に相談することが大切です。また、修理の前後で状態を写真に残しておくと、退去時にトラブルを防ぐ証拠になります。
管理会社や大家へ連絡すべきタイミング
ドアノブが完全に外れそうな場合や、鍵がかかりにくくなっている場合は、早急に管理会社や大家に報告しましょう。賃貸物件では、共用部や建具の修理は管理側の対応範囲に含まれることが多く、自己対応するとかえって状況を悪化させる可能性があります。
また、メーカーや型番によっては専門業者でないと修理できないものもあります。ドアノブに異常があった段階で早めに連絡しておきましょう。
連絡時に伝えるべき情報
管理会社や大家に連絡する際は、状況を正確に伝えることが大切です。まず、「どの部屋のドアノブか(玄関・トイレ・寝室など)」「症状(ぐらつく・取れかけている・鍵が回らない)」を明確に説明しましょう。
さらに、ドアノブのメーカー名や型番、素材(レバー式・丸型など)を伝えると、修理方法の判断がしやすくなります。写真を添付できる場合は、実際の状態が一目でわかるため非常に効果的です。的確な情報提供により、管理会社側も迅速に修理対応ができます。
自分でできるドアノブのゆるみの直し方

ドアノブのゆるみは、軽度であれば自分でも安全に修理できます。基本的な工具(プラスドライバーや潤滑剤など)があれば作業は難しくなく、短時間で改善可能です。ただし、誤った方法で分解したり力を入れすぎると、かえって内部部品を損傷させることもあるため、正しい手順を理解して行うことが大切です。ここでは、賃貸でもできる安全で簡単な直し方を紹介します。
ドライバーでネジを締め直して固定する方法
最も基本的な修理方法は、ドライバーを使ってネジを締め直すことです。まず、ドアノブのカバー(化粧リング)を外し、固定ネジの位置を確認します。ネジが見つかったら、左右のバランスを保ちながら少しずつ締めていきましょう。
強く締めすぎるとネジ穴が削れることがあるため、手応えを感じたところで止めるのがコツです。ネジが固着している場合は、軽く潤滑剤を吹き付けてから作業するとスムーズに動きます。締め直し後にドアを開閉して、ぐらつきが解消されたか確認しましょう。
ネジ穴が空回りするときの補修方法
ネジをいくら締めてもすぐ緩む、または空回りする場合は、ドアのネジ穴が広がっている可能性があります。その場合は、爪楊枝や割り箸の先を短く切り、木工用ボンドを少量つけてネジ穴に差し込みます。
乾燥後にネジを締め直すと、補強された穴にしっかり固定されます。軽度の劣化ならこの方法で十分対応可能です。ただし、ドア材自体が割れている場合や、ネジが完全に噛まない場合はDIYでは限界があるため、管理会社または専門業者への依頼を検討してください。
内部やラッチ部分の汚れを取り除く方法
ドアノブがスムーズに動かない原因の一つに、内部やラッチ部分の汚れの蓄積があります。ホコリやサビが部品の間に入り込むと動作が鈍くなり、ゆるみの原因にもつながります。
まず、乾いた柔らかい布で表面の汚れを拭き取り、ドアノブの隙間やラッチの出入り部分にたまったホコリを取り除きます。サビが見える場合は、綿棒などで軽くこすり落とすと効果的です。内部の清掃後は、必要に応じて潤滑剤を少量注しておくことで、再発防止にもつながります。
潤滑剤を使って動きを改善する方法
ドアノブやラッチ部分の動きが重い場合、潤滑剤を使うことでスムーズさを取り戻せます。使用する際は、必ず「鍵穴・錠前専用」の潤滑スプレーを選びましょう。クレ556など一般的な潤滑油はホコリを吸着しやすく、逆に詰まりの原因になります。
ラッチの出入り口やノブの付け根にスプレーを少量吹き付け、数回ドアを開閉してなじませます。過剰に使用すると液だれを起こすため注意が必要です。適切な潤滑によって摩擦が減り、金具の緩みや劣化を防ぐことができます。
ドアやストライク金具のズレを調整する方法
ドアノブを回してもラッチがうまく動かない場合、ストライク(金具)との位置がずれていることがあります。まず、ドアを閉めた状態でラッチの位置を確認し、ズレがあればストライクプレートのネジをゆるめて位置を微調整します。
ラッチがスムーズに収まる位置に合わせたら、ネジをしっかり締めて固定します。プレートを調整することで、ドアノブの操作が軽くなり、不要な力をかけずに済みます。結果的に内部の負担が減り、ドアノブの寿命を延ばすことにもつながります。
ドアノブがゆるいときにやってはいけないこと

ドアノブの緩みを見つけたとき、焦って誤った対処をしてしまう人も少なくありません。力任せに回したり、潤滑剤を多用したりすると、症状が悪化して修理費が高くなることもあります。特に賃貸では、入居者の過失と判断されると費用負担の対象になるため注意が必要です。ここでは、ドアノブがゆるいときにやってはいけない4つの行動を紹介します。
無理に力を加えて回したり引っ張ったりしない
ドアノブがぐらついたり、回しにくくなった場合に力任せで操作するのは危険です。強引に回したり引っ張ったりすると、内部のスプリングや軸が変形して動作不良を悪化させる可能性があります。
特に金属疲労が進んでいる古いドアノブでは、突然破損してノブが外れたり、ラッチが引っかかって開かなくなることもあります。異変を感じたら無理をせず、まずネジや金具の状態を確認しましょう。力をかけるほど修理が難しくなるため、落ち着いて対応することが大切です。
専用の潤滑剤以外を使用しない
潤滑剤を使えば直ると思って、家庭用のクレ556などを使用する人も多いですが、これは逆効果になることがあります。一般的な潤滑油は成分が粘着性で、ホコリや汚れを吸着しやすく、時間が経つと内部が詰まって動作がより重くなるおそれがあります。
ドアノブの可動部やラッチには、必ず「鍵穴・錠前専用」の潤滑剤を使用しましょう。これらはサラッとしたドライタイプで、金属部分の摩耗を防ぎつつ滑らかな動きを保てます。製品選びを誤ると、修理よりも交換が必要になる場合があるため注意が必要です。
見よう見まねで分解しない
動画やネット情報を見ながらドアノブを分解するのは避けましょう。内部構造は見た目以上に複雑で、スプリングやラッチの部品を正しい位置に戻せなくなるリスクがあります。誤った組み立てを行うと、ドアが閉まらなくなったり、鍵がかからなくなるなど、より深刻なトラブルにつながります。
特に賃貸物件では、自己修理による破損は入居者の過失とされ、退去時に修理費を請求される可能性があります。どうしても内部の点検が必要な場合は、必ず管理会社か専門業者に相談しましょう。
ドアノブのゆるみを放置しない
「少しぐらい大丈夫」と思って放置するのは最も危険です。わずかな緩みでも、使用を続けるうちに内部の摩耗が進み、ドアノブが外れたり鍵がかからなくなったりします。さらに、防犯性が低下して外部からの侵入を招く恐れもあります。
放置して悪化した場合は、入居者の管理不足とみなされ、修理費を請求されることもあります。少しでも違和感を感じたら、早めに対処することで被害を最小限に抑えられます。小さなサインを見逃さないことが、トラブル防止の第一歩です。
管理会社・業者に依頼する場合の費用相場

ドアノブのゆるみがひどい場合や、内部構造の破損が疑われるときは、自分で直すよりも管理会社や専門業者に依頼する方が確実です。症状や部品の種類によって費用は異なりますが、一般的な修理であれば数千円〜1万円程度が目安となります。ここでは、管理会社経由で修理を依頼する場合と、鍵業者に直接依頼する場合の違いと相場を詳しく見ていきましょう。
管理会社経由で修理する場合の流れや費用相場
賃貸物件では、まず管理会社に連絡して修理の可否や費用負担を確認するのが基本です。多くの場合、管理会社が提携している修理業者に依頼するため、入居者が直接手配する必要はありません。費用は修理内容や原因によって変わります。経年劣化や建物側の不具合であれば大家負担となるケースが多く、入居者の費用負担は発生しません。
一方で、入居者の扱い方に問題があった場合は、5,000円〜15,000円ほどの費用を請求されることもあります。管理会社経由のメリットは、手配や費用精算をスムーズに行える点です。修理範囲や負担区分を事前に明確にしておけば、トラブルを避けながら安心して修理を進めることができます。
鍵業者に直接依頼する場合の流れや費用相場
管理会社の対応を待てない場合や、緊急性が高いときは、鍵の専門業者へ直接依頼する方法もあります。全国対応の鍵業者であれば、最短30分ほどで駆けつけてくれるところも多く、夜間や休日にも対応可能です。費用の目安は、ドアノブのゆるみ修理で8,000円〜12,000円前後、ドアノブ交換を行う場合は部品代を含めて15,000円〜25,000円程度が相場です。
夜間や早朝、休日は割増料金が発生することもあるため、依頼前に必ず見積もりを確認しましょう。直接依頼のメリットは、スピーディーに対応してもらえる点です。管理会社の営業時間外にトラブルが起きた場合や、防犯面で不安があるときに有効な選択肢となります。
賃貸のドアノブトラブルの費用はだれが負担する?

賃貸物件でドアノブが壊れた場合、修理費を「入居者が払うのか」「大家(管理会社)が負担するのか」で迷う人は多いです。実際の負担区分は、トラブルの原因によって異なります。経年劣化による自然な損耗であれば大家側の負担となりますが、入居者の不注意や扱い方に問題があった場合は自己負担になるのが一般的です。ここでは、その判断基準を詳しく解説します。
入居者負担になるケース
入居者がドアノブを強く引っ張ったり、無理に回したりした結果、内部のバネやラッチを破損させた場合は「過失による損耗」とみなされます。また、緩みを放置して状態を悪化させた場合も同様に入居者負担になることがあります。
たとえば、ノブが取れそうな状態のまま使い続けて部品が完全に外れてしまった場合、修理費用や交換費用(5,000〜15,000円程度)は自己負担となるケースが多いです。さらに、DIYで誤って破損させた場合も同様に過失扱いとなり、修理費が請求される可能性があります。小さな異変の段階で管理会社に相談し、早めに対応してもらうことが、余計な出費を防ぐ最善策です。
大家負担になるケース
ドアノブのトラブルが経年劣化や自然な摩耗による場合は、原則として大家や管理会社の負担となります。長年の使用によってネジが緩んだり、内部の金具が劣化して壊れた場合は、入居者に責任はありません。特に築年数の古い物件では、部品の寿命による故障が多いため、入居者が無理に修理する必要はありません。
また、ドアノブ以外の構造的な問題(ドア枠の歪みや建具のズレなど)に起因する場合も、建物の維持管理義務として大家側が修繕を行うことになります。費用をめぐるトラブルを避けるためには、修理前に必ず管理会社へ状況を報告し、「経年劣化による不具合か」を確認しておくと安心です。
ドアノブのトラブルを予防する方法

ドアノブのトラブルは、日常のちょっとしたメンテナンスで防ぐことができます。多くの不具合は、ネジの緩みや汚れ、潤滑不足など、時間の経過とともに進行する小さな原因から発生しています。定期的な点検と正しい使い方を意識すれば、修理や交換の手間を大幅に減らすことが可能です。ここでは、ドアノブを長持ちさせるための予防法を紹介します。
定期的にネジを点検して緩みを締め直す
ドアノブを固定しているネジは、開閉を繰り返すうちに自然と緩んできます。半年〜1年に一度を目安に、ドライバーで軽く締め直しておくと安心です。特に玄関やトイレなど使用頻度の高いドアは、振動によってネジが動きやすく、早い段階でぐらつくことがあります。
ネジが緩むと金具の劣化も早まるため、早めの点検が重要です。ドアノブを触ったときに少しでも違和感があれば、ネジを確認し、しっかり固定することで大きな故障を防げます。
乱暴に扱わず優しく操作する
ドアノブを強く引いたり勢いよく閉めたりすると、内部のスプリングや金具に負担がかかり、早期の破損につながります。特にレバーハンドルタイプのドアは力を入れすぎると軸が曲がりやすく、経年劣化を早める原因になります。
ドアを閉めるときはノブを軽く回しながら静かに押すように心がけると、長持ちさせることができます。毎日の扱い方を少し意識するだけで、修理や交換の頻度を減らし、賃貸でも快適な状態を保つことが可能です。
ドアノブやラッチに専用潤滑剤を使用する
ドアノブやラッチ部分の動きが悪いと感じたら、潤滑剤を少量注して動きを保つことが大切です。使用する際は、必ず「鍵穴・錠前専用」の潤滑剤を選びましょう。一般的なクレ556などを使うとホコリが付着して逆効果になります。
潤滑剤をスプレーするのは、ラッチの出入り口やノブの可動部分のみで十分です。数回ドアを開閉してなじませることで、スムーズな動作が戻ります。定期的な潤滑は金属疲労を防ぎ、トラブルを未然に防ぐ効果があります。
ホコリや汚れを拭き取く
ドアノブ表面やラッチ部分にたまるホコリや汚れは、摩耗や錆の原因になります。とくに湿気の多い場所ではサビが発生しやすく、動作不良につながることがあります。乾いた布や中性洗剤を含ませた柔らかい布で、月に一度程度は拭き掃除を行いましょう。
汚れを落とした後は、水分をしっかり拭き取って乾燥させるのがポイントです。日常的な清掃を続けるだけで、見た目の美しさだけでなく、部品の寿命を延ばすことにもつながります。
異変を感じたら早めに点検・修理する
ドアノブの回り方が重い、異音がする、ラッチの動きが鈍いなどの異変を感じたら、すぐに点検や修理を行うことが大切です。小さな異常でも放置すると内部部品の摩耗が進み、最終的に交換が必要になることもあります。
初期段階での対応なら、ネジの締め直しや潤滑剤の注入など簡単な作業で済む場合がほとんどです。異変を「そのうち直るだろう」と見過ごさず、早めに対応することが、長期的なトラブル防止と費用節約につながります。
賃貸でドアノブがゆるんだらまずは原因を見極めよう
賃貸物件のドアノブがゆるんでいる場合、その多くはネジの緩みや金具の劣化といった軽度な原因によるものです。自分でドライバーを使って締め直したり、潤滑剤を注すだけで改善するケースもあります。しかし、内部の破損や鍵の不具合を伴う場合は、無理に触らず管理会社へ連絡するのが安全です。
ゆるみを放置すると、ドアノブが外れたり、ドアが開かなくなるなどのトラブルにつながる可能性があります。また、悪化させてしまうと入居者の過失と判断され、退去時に修理費を請求されるケースもあるため注意が必要です。
日頃からネジの締め直しや清掃、潤滑剤の使用など簡単なメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。小さな違和感のうちに原因を見極め、早めに対処することが、安心で快適な住環境を保つポイントです。
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