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玄関の鍵が回らない原因は?自分でできる対処法やNG行動を解説

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[更新日]2026/07/21 ,
玄関の鍵が回らない原因は?自分でできる対処法やNG行動を解説
※本記事にはプロモーションが含まれています

玄関などの鍵が急に回らなくなると、家に入れない、外へ出られないといった深刻な状況につながります。焦って力任せに鍵を回すと、鍵が折れたり、シリンダーの内部が破損したりして、修理費用が高くなる可能性があるため注意が必要です。

鍵が回らない原因は、鍵本体の汚れや変形だけではありません。鍵穴にたまったホコリ、シリンダー内部の潤滑不足、ドアの建付け、錠ケースの故障など、さまざまな原因が考えられます。まずは鍵やドアの状態を確認し、安全に試せる方法から順番に対処することが大切です。

この記事では、住宅の鍵が回らないときに確認すること、症状別の原因、自分でできる対処法、やってはいけない行動を解説します。鍵屋へ相談する目安や費用、賃貸住宅での対応についても紹介するため、状況に合った次の行動を判断する際に役立ててください。

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この記事でわかること

  • 鍵が回らない主な原因と症状ごとの見分け方
  • 鍵が回らないときに自分でできる対処法
  • 鍵や鍵穴を傷めるNG行動
  • 鍵屋へ相談した方がよいケースと費用の目安
  • 賃貸住宅で鍵が回らない場合の対応手順

目次

鍵が回らないときに最初に確認すること

鍵が回らないときは、すぐに工具や潤滑剤を使うのではなく、鍵とドアの状態を確認することから始めます。確認によって、鍵本体、鍵穴、シリンダー、ドアの建付けのどこに問題があるかを絞り込めます。無理に操作すると症状を悪化させる可能性があるため、次の確認は軽い力で慎重に行ってください。

無理に回さず鍵が正しい向きで奥まで入っているか確認する

まず、使用している鍵が対象のドアに合ったものか、正しい向きで差し込まれているかを確認しましょう。複数の鍵を一緒に持ち歩いていると、形が似ている別の鍵を誤って差し込んでいることがあります。間違った鍵は途中まで入る場合があるため、差し込めたからといって正しい鍵とは限りません。

正しい鍵であることを確認したら、一度完全に抜き、鍵穴に対してまっすぐ差し直します。鍵が斜めになっていると、シリンダー内部の部品が正しい位置にそろわず、回らないことがあります。奥まで入らない場合は、強く押し込まないでください。鍵穴の異物や鍵の変形が原因であれば、無理に差し込むことで鍵が抜けなくなる可能性があります。

鍵を奥まで差し込めたら、普段と同じ方向へ軽く回します。抵抗を感じた段階で止め、力任せにひねらないことが大切です。強い力を加えなければ回らない状態は、鍵やシリンダーに何らかの異常が起きている可能性があります。

すべての鍵が回らないのか一部の鍵だけ回らないのか確認する

同じ鍵穴に使える鍵を複数持っている場合は、それぞれの鍵で回るかを確認します。この確認によって、鍵本体に問題があるのか、鍵穴やシリンダーに問題があるのかを大まかに判断できます。

普段使っている鍵だけが回らず、別の鍵では問題なく回る場合は、回らない鍵の汚れ、曲がり、欠け、摩耗などが考えられます。特に長年使っている鍵は、見た目では分かりにくい程度に削れていることがあります。精度の低い合鍵も、内部部品とかみ合わず回らない原因になります。

一方、手元にあるすべての鍵で回らない場合は、鍵穴にホコリや異物が詰まっている、内部の潤滑が不足している、シリンダーや錠ケースが故障しているといった可能性があります。この状態で鍵だけを何度も交換して試しても改善しにくいため、鍵穴やドア側の状態を確認する必要があります。

純正キーや状態のよいスペアキーでも回らないか確認する

普段使用している鍵に問題がないように見えても、状態のよいスペアキーがある場合は一度試してみましょう。できれば、複製を繰り返した合鍵ではなく、鍵番号をもとに作られた純正キーや、使用頻度の低いスペアキーを使用します。

状態のよいスペアキーでは回る場合、普段使用している鍵が摩耗または変形している可能性が高いと考えられます。鍵は毎日の抜き差しによって少しずつ削れるため、長年使用しているとシリンダー内部の部品と正確にかみ合わなくなります。ポケットやバッグの中で圧力がかかり、わずかに曲がっていることもあります。

スペアキーでも同じように回らない場合は、鍵穴やシリンダー、錠ケース、ドアの建付けに原因がある可能性があります。複数の鍵を試す際も、抵抗を感じたらすぐに操作を止めてください。何度も強く抜き差しすると、正常なスペアキーまで傷めるおそれがあります。

ドアを開けた状態と閉めた状態で鍵の動きを比べる

ドアを開けられる状態であれば、ドアを開けたまま鍵を回してみましょう。ドアを開けた状態では回るのに、閉めると回らない場合は、鍵穴ではなくドアの建付けやストライクの位置ずれが原因と考えられます。

鍵を回すと、ドア側面からデッドボルトと呼ばれるかんぬき状の部品が出入りします。ドアを閉めたときは、このデッドボルトがドア枠側のストライクという受け金具に入ります。ドアが傾いていたり、蝶番やストライクのネジが緩んでいたりすると、デッドボルトが受け穴の縁に当たり、鍵を回せなくなることがあります。

ドアを開けた状態でも鍵が回らない場合は、鍵本体、シリンダー、錠ケースなどの不具合が疑われます。開閉状態による違いを確認すると、鍵穴の清掃が必要なのか、ドア側の調整が必要なのかを判断しやすくなります。

鍵の曲がり・摩耗・汚れや鍵穴のガタつきを確認する

鍵を明るい場所で確認し、表面に汚れが付着していないか、曲がりや欠けがないかを見てみましょう。ギザギザした鍵は山や谷の部分、ディンプルキーは表面のくぼみにホコリや汚れがたまることがあります。汚れによって形状を正しく読み取れず、鍵が回らなくなる場合があります。

鍵を平らな場所に置き、浮いている部分がないかを見ると、曲がりを確認しやすくなります。ほかの正常な鍵と比べて、先端や側面が削れていないかも確認してください。曲がりや大きな摩耗がある鍵は、シリンダー内部を傷つける可能性があるため使用を中止します。

あわせて、鍵穴の周囲を指で軽く触り、シリンダーがグラグラしていないかを確認します。ただし、強く揺らしたり工具で締めたりしてはいけません。鍵穴が大きく動く、異音がする、部品が浮いている場合は、自分で分解せず鍵屋へ相談した方が安全です。

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鍵が回らない主な原因

鍵が回らない原因は、現れている症状によってある程度絞り込めます。すべての鍵で回らないのか、特定の鍵だけ回らないのか、ドアを開けた状態では回るのかなどを確認すると、問題が起きている場所を判断しやすくなります。ここでは、症状別に考えられる主な原因を解説します。

すべての鍵が回らない場合は鍵穴やシリンダーに原因がある

使用できる鍵を複数試してもすべて回らない場合は、個々の鍵ではなく、鍵穴やシリンダー側に原因がある可能性が高くなります。鍵穴に砂やホコリ、繊維くずなどが入り込むと、シリンダー内部の細かな部品が正しい位置まで動かなくなります。

鍵穴内部の潤滑が不足している場合も、すべての鍵で動きが重くなります。鍵を差し込めても回転時に強い抵抗がある、途中で引っかかるといった症状が現れます。また、過去に鍵穴用ではない油を使用している場合は、油分にホコリが付着し、内部で固まっていることもあります。

掃除や鍵穴専用潤滑剤を使用しても改善しない場合は、シリンダー内部のピンやディスク、ばねなどが摩耗または破損している可能性があります。複数の鍵で同じ症状が出る場合は、鍵を何度も取り替えて試すのではなく、鍵穴側の点検が必要です。

特定の鍵や合鍵だけ回らない場合は鍵の汚れ・曲がり・摩耗が考えられる

特定の鍵では回らないものの、ほかの鍵では正常に回る場合は、回らない鍵本体に原因があると考えられます。鍵の溝やくぼみに汚れが付着すると、シリンダー内部の部品を正しい高さや位置へ動かせなくなります。

長期間使用している鍵は、毎日の抜き差しによって少しずつ摩耗します。鍵の形状は非常に細かな精度で作られているため、見た目では分かりにくいわずかな削れでも、回りにくさにつながることがあります。バッグの中で押しつぶされたり、落としたり踏んだりして、鍵がわずかに曲がっている場合もあります。

合鍵だけが回らない場合は、複製時の誤差が考えられます。摩耗した鍵をもとに作った合鍵や、複製を重ねた合鍵は、元の鍵との形状差が大きくなりやすいためです。無理に使用を続けず、状態のよい純正キーを試しましょう。

鍵が途中までしか回らない場合はデッドボルトや錠ケースに不具合がある

鍵を差し込んで少しは回るものの、施錠または解錠の途中で止まる場合は、デッドボルトや錠ケースの動きが妨げられている可能性があります。シリンダーは回り始めているため、鍵の形状だけではなく、回転をドア内部へ伝える部品も確認する必要があります。

ドアを閉めたときだけ途中で止まる場合は、デッドボルトがストライクの縁に当たっていることが考えられます。ドアの傾きや蝶番の緩み、気温や湿度によるドアの膨張などによって、デッドボルトと受け穴の位置がずれるためです。

ドアを開けた状態でも途中で止まる場合は、錠ケース内部の部品が摩耗・変形している可能性があります。この状態で力を加えると、鍵やシリンダーの連結部分まで破損するおそれがあります。ドアを開けた状態と閉めた状態を比べ、どちらでも止まる場合は鍵屋へ点検を依頼しましょう。

鍵が奥まで入らない場合は鍵穴のゴミや鍵の変形が考えられる

鍵が途中までしか差し込めず、奥まで入らない場合は、鍵穴の入口や内部に異物が詰まっている可能性があります。砂、ホコリ、小さなゴミなどが鍵穴に入り込むと、鍵の通り道をふさいでしまいます。いたずらや事故によって、折れた異物が残っている場合もあります。

鍵本体が曲がっている場合も、途中で内部に当たって奥まで入りません。見た目ではわずかな変形に見えても、シリンダー内部は精密に作られているため、正常に差し込めなくなることがあります。別の鍵では奥まで入る場合は、使用している鍵の変形や摩耗が疑われます。

奥まで入らない鍵を強く押し込むと、鍵が抜けなくなったり、異物をさらに奥へ押し込んだりする可能性があります。針金などで内部を探るのも危険です。掃除機やエアダスターで表面付近のゴミを除去しても改善しない場合は、専門業者へ相談してください。

鍵が固くて回りにくい場合は潤滑不足や内部部品の劣化が考えられる

鍵は回るものの、以前より固い、途中で引っかかる、強めの力が必要になったという場合は、鍵穴内部の潤滑不足が考えられます。シリンダー内部には、鍵の形状に合わせて動く細かな部品があり、適切な潤滑が失われると摩擦が大きくなります。

鍵穴にホコリや金属粉がたまっている場合も、部品の動きが悪くなります。一般的な油を使用していると、油分がホコリを吸着して粘りのある汚れとなり、さらに回りにくくなることがあります。鍵穴のメンテナンスには、必ず鍵穴専用の潤滑剤を使用しなければなりません。

清掃や専用潤滑剤で一時的に改善しても、すぐに固くなる場合は、シリンダー内部の摩耗や錠ケースの劣化が疑われます。動かなくなるまで使い続けると突然施錠・解錠できなくなるため、早めに点検を依頼しましょう。

ドアを開けると回る場合は建付けやストライクがずれている

ドアを開けた状態では鍵が軽く回るのに、閉めた状態では回らない場合は、鍵穴やシリンダーよりもドアの建付けに問題があると考えられます。ドアが下がったり傾いたりして、デッドボルトとストライクの位置が合わなくなっている状態です。

建付けがずれる原因には、蝶番の固定ネジの緩み、長年の使用によるドアの重み、ドア枠のゆがみなどがあります。木製ドアでは、湿気によってドアや枠が膨張し、季節によって症状が変わることもあります。

ドアを押す、引く、少し持ち上げると鍵が回る場合は、位置ずれが起きている可能性が高いでしょう。一時的に操作できても、ずれ自体が直ったわけではありません。ストライクの位置調整や蝶番の点検が必要になるため、症状を繰り返す場合は放置しないことが大切です。

外側または内側からだけ回らない場合はシリンダーや錠ケースに不具合がある

外側から鍵を差し込んでも回らない一方、室内側のサムターンは回る場合は、外側のシリンダーや鍵に問題があると考えられます。鍵穴の汚れ、鍵の摩耗、シリンダー内部の部品故障などが主な原因です。

反対に、外側の鍵では操作できるものの、内側のサムターンだけが回らない場合は、サムターンの固定部分や錠ケース内部の不具合が疑われます。サムターンが空回りする、途中で止まる、グラグラするといった症状がある場合は、内部の連結部品が外れたり破損したりしている可能性があります。

外側と内側のどちらか一方だけに症状がある場合は、問題箇所を絞りやすいものの、分解して確認するのは危険です。部品の取り付け状態を変えると、完全に施錠・解錠できなくなることがあります。異常が続く場合は鍵屋へ点検を依頼してください。

雨の日や寒い日だけ回らない場合は湿気・サビ・凍結が影響している

雨の日や湿度が高い日に限って鍵が回りにくい場合は、鍵穴内部に入り込んだ水分や、ドアの膨張が影響している可能性があります。水分とホコリが混ざると内部の動きを妨げるほか、長期間湿った状態が続けば金属部品にサビが発生することもあります。

寒い日の朝などに突然回らなくなった場合は、鍵穴内部に残った水分が凍結していることが考えられます。凍った部品は正常に動かないため、鍵を差し込めても回せません。この状態で力を加えると、鍵が曲がったり折れたりする危険があります。

気温が上がると自然に改善する場合でも、内部に水分が残っていれば再発する可能性があります。熱湯をかけると再凍結やサビの原因になるため避けてください。外側からゆっくり温めても改善しない場合は、鍵屋へ相談しましょう。

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鍵が回らないときに自分でできる対処法

軽い汚れや一時的な位置ずれが原因であれば、自分で対処できる場合があります。ただし、鍵が大きく変形している、鍵穴がグラグラする、強い抵抗があるといった場合は、無理に作業してはいけません。以下の方法を安全に試し、改善しなければ鍵屋へ相談してください。

ドアを軽く押し引きしながら力を入れずに鍵を回す

ドアを閉めた状態でだけ鍵が回らない場合は、デッドボルトとストライクの位置がずれている可能性があります。ドアを軽く押したり引いたりすることで、一時的に位置が合い、鍵を回せる場合があります。

手順は次のとおりです。

  1. 鍵を正しい向きで奥までまっすぐ差し込みます。
  2. 片方の手でドアノブやハンドルを持ちます。
  3. ドアを室内側または室外側へ軽く押しながら、鍵をゆっくり回します。
  4. 回らない場合は、今度はドアを軽く引きながら試します。
  5. 押し引きしても強い抵抗がある場合は、すぐに操作を止めます。

鍵を回す力ではなく、ドアの位置をわずかに変えることがポイントです。ドアを持ち上げたときだけ回る場合は、蝶番の緩みや建付けのずれが考えられます。一時的に開けられても再発する可能性があるため、後からストライクや蝶番を点検してください。

鍵を歯ブラシや乾いた布で掃除する

特定の鍵だけが回らない場合は、鍵の溝やくぼみに付着した汚れを落とすと改善する可能性があります。特にディンプルキーは表面に小さなくぼみが多く、ホコリや手垢がたまりやすいため、細かな部分まで確認しましょう。

手順は次のとおりです。

  1. 鍵を鍵穴から抜き、明るい場所で汚れを確認します。
  2. 柔らかい歯ブラシを使い、溝やくぼみを軽くこすります。
  3. 乾いた柔らかい布で、表面に残った汚れを拭き取ります。
  4. 水分が付いている場合は、完全に乾かしてから使用します。
  5. 掃除後に鍵をまっすぐ差し込み、軽い力で回るか確認します。

洗剤や油を直接付ける必要はありません。また、変形や欠けがある鍵は、掃除で直すことはできません。曲がった鍵を無理に戻すと折れる可能性があるため、使用を中止して状態のよい鍵へ替えましょう。

掃除機やエアダスターで鍵穴のゴミを取り除く

複数の鍵で回りにくい場合や、鍵が奥まで入りにくい場合は、鍵穴にゴミやホコリがたまっている可能性があります。内部に工具を入れず、掃除機やエアダスターを使って異物を取り除きます。

掃除機を使う手順は次のとおりです。

  1. 掃除機のノズルを鍵穴の近くに当てます。
  2. 鍵穴をふさぐように密着させ、数秒間吸引します。
  3. ノズルの角度を変えながら、数回繰り返します。
  4. 鍵を差し込み、軽い力で回るか確認します。

エアダスターを使う場合は、ノズルを鍵穴の入口付近に向け、短く断続的に噴射します。長時間強く吹き続けると、ゴミを奥へ押し込む可能性があるため注意してください。目に見える異物が残っていても、針金や爪楊枝で取り出そうとしてはいけません。

鍵穴専用の潤滑剤を少量使用する

鍵穴のゴミを取り除いても動きが固い場合は、鍵穴専用の潤滑剤を使用します。一般的な潤滑油や自転車用オイル、食用油などは、内部でホコリを固めるため使用できません。商品表示に「鍵穴用」「シリンダー用」と書かれているものを選びます。

手順は次のとおりです。

  1. 掃除機やエアダスターで鍵穴のゴミを取り除きます。
  2. 鍵穴や鍵が濡れている場合は、十分に乾かします。
  3. 鍵穴専用潤滑剤を、鍵穴へ少量だけ吹きかけます。
  4. 鍵をゆっくり数回抜き差しして、潤滑剤をなじませます。
  5. 鍵に付いた余分な粉や汚れを、乾いた布で拭き取ります。
  6. 力を入れずに鍵が回るか確認します。

大量に使用しても効果が高まるわけではありません。使用量や使い方は商品の説明に従ってください。専用品を使っても改善しない場合は、内部部品が劣化している可能性があります。

変形した鍵の使用をやめて純正キーや状態のよいスペアキーを試す

鍵に曲がり、欠け、大きな摩耗がある場合は、その鍵を使い続けてはいけません。傷んだ鍵を無理に差し込むと、鍵穴内部を傷つけたり、鍵が途中で折れたりする可能性があります。状態のよいスペアキーがあれば、そちらで動作を確認します。

手順は次のとおりです。

  1. 普段使用している鍵を平らな場所へ置き、曲がりを確認します。
  2. 溝やくぼみ、先端に欠けや大きな摩耗がないかを見ます。
  3. 異常がある鍵は使用を中止します。
  4. 汚れや変形のない純正キーまたはスペアキーを用意します。
  5. 鍵穴へまっすぐ差し込み、軽い力で回るか確認します。

スペアキーで問題なく回る場合は、普段の鍵に原因がある可能性が高いでしょう。新しい鍵を作るときは、摩耗した合鍵からさらに複製するのではなく、純正キーや鍵番号をもとに手配する方が精度を保ちやすくなります。

ドアを開けると回る場合はストライクの位置を調整する

ドアを開けた状態では鍵が回り、閉めると回らない場合は、ドア枠側のストライクを調整すると改善することがあります。ただし、調整できる構造かどうかはドアによって異なります。部品の位置が分からない場合や、防火ドアなど特殊なドアの場合は無理に作業しないでください。

一般的な調整手順は次のとおりです。

  1. ドアを閉め、デッドボルトがストライクのどこに当たっているか確認します。
  2. ドアを開け、ストライクを固定しているネジの位置を確認します。
  3. 対応するドライバーでネジを少しだけ緩めます。
  4. ストライクを当たりがなくなる方向へわずかに動かします。
  5. ネジを締め直し、ドアを閉めて鍵の動きを確認します。
  6. 改善しない場合は、元の位置へ戻します。

ストライクを大きく動かしたり、受け穴を削ったりすると、防犯性や施錠状態に影響します。調整範囲を超えている場合は、蝶番やドア自体の修理が必要です。

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鍵が回らないときにやってはいけないNG行動

やってはいけないこと

鍵が回らないと焦ってしまいますが、誤った対処をすると、軽い汚れや位置ずれだけだった症状が重大な故障へ発展することがあります。鍵が折れたり、鍵穴に異物が残ったりすると、解錠だけでなく部品交換も必要になります。次の行動は避け、改善しない場合は専門業者へ相談してください。

力任せに鍵を回したり引き抜いたりする

鍵が回らない、抜けにくいという状態で強い力を加えると、鍵が曲がったり、鍵穴の中で折れたりする危険があります。特に長年使用して摩耗している鍵や、すでにわずかに曲がっている鍵は、通常よりも強度が低下している可能性があります。

鍵が折れて先端が鍵穴の奥に残ると、自分で取り出すのは困難です。破片の位置やシリンダー内部の状態によっては、分解作業やシリンダー交換が必要になり、費用も高くなります。また、鍵が折れなくても、内部のピンやディスクへ過剰な力がかかり、シリンダーを傷めることがあります。

回らないときは、強くひねるのではなく、鍵をまっすぐ差し込めているか、ドアを押し引きすると変化があるかを確認します。軽い力で動かない場合は操作を止め、原因を取り除いてから再度確認してください。

鍵穴用ではない潤滑油やスプレーを使用する

鍵穴へ一般的な潤滑油を入れると、一時的に動きが軽くなる場合があります。しかし、油分が鍵穴内部のホコリや金属粉を吸着し、時間がたつと粘りのある汚れに変わります。その結果、以前よりも鍵が回りにくくなり、内部部品が動かなくなることがあります。

自転車や機械用のオイル、食用油、サビ取り用スプレーなどは、鍵穴の精密な構造を前提として作られていません。「潤滑」と書かれていても、鍵穴用と明記されていないものは使用しないでください。シリコン系の製品も、商品によっては鍵穴に適していない場合があります。

鍵穴の動きを改善するときは、鍵穴専用またはシリンダー専用と表示された潤滑剤を少量使用します。すでに不適切な油を入れてしまい、動きが悪化している場合は、追加で別の製品を入れず、鍵屋へ洗浄や交換を相談しましょう。

針金やヘアピンなどを鍵穴に差し込む

鍵穴に異物が見える場合でも、針金、ヘアピン、爪楊枝、ドライバーなどを差し込んではいけません。シリンダー内部には鍵の形状を読み取る細かな部品があり、異物を入れると曲げたり傷つけたりする可能性があります。

差し込んだ道具自体が鍵穴の中で折れることもあります。木製の爪楊枝などが奥で折れると、掃除機では吸い出せず、分解しなければ取り除けない場合があります。また、見えていたゴミをさらに奥へ押し込み、症状を悪化させることもあります。

自分でできる清掃は、掃除機で吸い出すか、エアダスターで入口付近のゴミを吹き飛ばす方法にとどめましょう。異物が奥に残っている、誰かが物を詰めた可能性がある、鍵が途中までしか入らない場合は、鍵屋へ除去を依頼してください。

曲がったり摩耗したりした鍵を使い続ける

鍵が少し曲がっていても回るからと使い続けると、シリンダー内部へ不自然な力がかかります。最初は回りにくいだけでも、繰り返し使用することで鍵穴内部の部品を削り、正常な鍵まで回らなくなる可能性があります。

摩耗した鍵も同様です。鍵の山やくぼみが削れると、内部部品を正しい位置へ動かせません。無理に角度を変えながら回す癖が付くと、鍵とシリンダーの両方がさらに摩耗します。鍵が途中で止まる、特定の角度でしか回らないといった症状は、使用を中止する目安です。

傷んだ鍵は自分で曲げ直したり削ったりせず、状態のよいスペアキーへ替えましょう。新しい鍵が必要な場合は、摩耗した鍵から複製するのではなく、純正キーや鍵番号をもとに手配することが大切です。

シリンダーや錠ケースを自分で分解する

鍵穴の内部を掃除したい、部品の状態を確認したいという理由で、シリンダーや錠ケースを分解するのは避けましょう。内部には小さな部品やばねが使われており、取り外した瞬間に飛び出したり、元の位置が分からなくなったりすることがあります。

組み立て方を誤ると、鍵が回らないだけでなく、施錠できない、解錠できない、サムターンが空回りするといった新たな不具合につながります。ドアを閉めた後に故障が発覚すると、室内や室外に閉じ込められる危険もあります。

自分で行う作業は、鍵本体の清掃、鍵穴表面の清掃、専用潤滑剤の使用、調整可能なストライクの軽微な位置調整までにとどめます。内部故障が疑われる場合は、部品を外す前に鍵屋へ相談してください。

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自分で対処せず鍵屋へ相談した方がよいケース

清掃や専用潤滑剤で改善することもありますが、すべての症状を自分で直せるわけではありません。故障や破損が進んでいる状態で操作を続けると、突然鍵が使えなくなる可能性があります。次のような場合は無理に対処せず、鍵屋へ点検や修理を依頼しましょう。

玄関の鍵を開けられず家に入れない・外へ出られない

玄関の鍵が回らず家に入れない場合は、緊急性が高いため、無理に解錠しようとせず鍵屋へ相談しましょう。窓や勝手口から無理に侵入しようとすると、転落やケガ、ガラスの破損につながる危険があります。

室内から鍵を開けられず外へ出られない場合も、錠ケースやサムターンの故障が考えられます。火災や体調不良など緊急事態が重なった場合に避難できないため、放置してはいけません。ほかに安全な出入口がある場合はそちらを利用し、鍵の修理が終わるまで問題のあるドアを無理に操作しないようにします。

鍵屋へ連絡するときは、家に入れないのか外へ出られないのか、鍵が差し込めるのか、途中まで回るのかを伝えると状況が伝わりやすくなります。本人確認や居住確認を求められることがあるため、身分証明書や住所を確認できる書類も準備しましょう。

鍵穴の清掃や専用潤滑剤などを試しても改善しない

掃除機やエアダスターで鍵穴を清掃し、鍵穴専用潤滑剤を正しく使用しても改善しない場合は、表面的な汚れではなく、内部部品の摩耗や故障が考えられます。さらに潤滑剤を追加したり、何度も強く鍵を回したりしても解決しません。

一時的に回るようになっても、数日以内に同じ症状が再発する場合は注意が必要です。シリンダー内部の部品や錠ケースが劣化していると、気温や鍵の角度によって一時的に動くことがあります。しかし、そのまま使い続けると突然完全に動かなくなる可能性があります。

自分でできる対処法を一通り試した後は、それ以上作業を広げないことが大切です。鍵屋に症状と試した対処法を伝え、分解洗浄、部品調整、シリンダー交換など、必要な作業を判断してもらいましょう。

鍵や鍵穴に変形・破損・ガタつきなどの異常がある

鍵が曲がっている、欠けている、ひびが入っている場合は、鍵穴の中で折れる前に使用を中止しましょう。状態のよいスペアキーがあっても、鍵穴側にも異常がある場合は試さない方が安全です。

鍵穴が大きくグラグラする、ドア表面から浮いている、鍵を回すと金属音がする場合は、シリンダーの固定部分や錠ケースが破損している可能性があります。部品の緩みだけに見えても、内部の連結部分が外れていることがあります。表面のネジをむやみに締めると、部品の位置がずれる場合もあります。

鍵が抜けなくなった、鍵穴の中で折れた、異物が奥に残っているといった場合も、自分で引き抜こうとせず鍵屋へ依頼してください。破損している部分を点検し、修理で済むのか交換が必要なのかを判断してもらう必要があります。

鍵穴用ではない潤滑剤を使用してしまった

鍵穴に一般的な潤滑油や食用油などを入れてしまった場合は、鍵を何度も抜き差ししてなじませてはいけません。油が内部全体に広がり、ホコリや金属粉と混ざることで、症状が悪化する可能性があります。

使用直後は動きが軽くなっても、時間がたつと油が粘り、鍵が回りにくくなることがあります。別の洗浄剤や鍵穴専用潤滑剤を追加しても、油分を完全に取り除けるとは限りません。異なる製品を混ぜることで、内部に汚れが残りやすくなる場合もあります。

不適切な潤滑剤を使用した後に鍵が固くなった、抜き差ししにくくなった、まったく回らなくなった場合は、鍵屋へ状況を伝えましょう。分解洗浄で改善できることもありますが、内部の状態によってはシリンダー交換が必要です。

シリンダーや錠前の劣化・故障が疑われる

鍵や錠前を長期間使用しており、掃除や潤滑剤を使っても回りにくい場合は、内部部品の寿命が近づいている可能性があります。鍵は毎日使う設備であり、シリンダーや錠ケースの部品は少しずつ摩耗します。

鍵が特定の角度でしか回らない、途中で引っかかる、以前より大きな力が必要になった、サムターンも固いといった症状が続く場合は、内部故障を疑いましょう。一度回るようになったとしても、部品の摩耗が元に戻ったわけではありません。

劣化した部品を使い続けると、施錠した状態で動かなくなる可能性があります。外出時や帰宅時に突然使えなくなる前に、鍵屋へ点検を依頼してください。状態によっては洗浄や調整で改善しますが、摩耗が進んでいる場合はシリンダーや錠前の交換が必要になります。

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鍵が回らないトラブルを鍵屋へ依頼した場合の費用

相場

鍵屋へ依頼した場合の費用は、鍵の種類、故障箇所、ドアを開けられる状態かどうか、交換する部品によって変わります。表示されている作業料金だけでなく、部品代や出張費が加わる場合もあります。ここでは一般的な費用の目安を紹介しますが、正式な金額は現場での見積もりを確認してください。

鍵の修理や分解洗浄にかかる費用

シリンダー内部の汚れや軽い部品のずれが原因の場合は、分解洗浄や調整によって改善できることがあります。費用の目安は、作業内容や鍵の種類によって異なりますが、一般的には8,000円から20,000円程度です。

鍵穴へ不適切な潤滑剤を入れている場合や、内部に異物が詰まっている場合は、通常の清掃より作業が複雑になり、費用が高くなることがあります。ドアの建付けやストライクの調整を同時に行う場合も、作業料金が追加される可能性があります。

修理を依頼するときは、洗浄や調整で直るのか、部品交換が必要なのかを作業前に確認しましょう。古いシリンダーは修理できても再発する可能性があるため、修理費用と交換費用の差が小さい場合は、交換を提案されることもあります。

締め出しや閉じ込めで鍵を開けてもらう費用

鍵が回らず家に入れない、または室内から外へ出られない場合は、解錠作業が必要です。一般的な住宅の解錠費用は、8,000円から30,000円程度が目安ですが、鍵の防犯性能や故障状態によって大きく変わります。

防犯性の高いディンプルキーや特殊な錠前は、一般的な鍵より作業が難しく、費用が高くなる傾向があります。鍵穴が故障している場合は、鍵穴を傷つけずに開ける方法が使えず、破壊解錠とシリンダー交換が必要になることもあります。その場合は、解錠料金に部品代と交換作業費が加わります。

深夜や早朝などの時間帯は、時間外料金が発生する場合があります。電話で依頼するときは、鍵の形状、ドアの種類、現在の状況を伝え、現場で追加される可能性がある費用も確認しておきましょう。

シリンダーを交換する場合の費用

鍵穴にあたるシリンダーが故障している場合は、シリンダーのみを交換することで改善できることがあります。一般的なシリンダー交換の費用は、作業料金と部品代を含めて15,000円から40,000円程度が目安です。

費用は交換するシリンダーの防犯性能によって変わります。比較的単純な構造の鍵は部品代を抑えやすい一方、ピッキングに強いディンプルキー、登録制の鍵、特殊な形状のシリンダーは高くなる傾向があります。上下に2つ鍵穴があるワンドアツーロックでは、両方交換するか一方だけ交換するかによっても金額が変わります。

シリンダー交換だけで済むのは、錠ケースやドア自体に問題がない場合です。鍵を回してもデッドボルトが動かない、サムターンにも異常がある場合は、錠ケースの交換が必要になることがあります。

錠ケースや錠前を交換する場合の費用

ドア内部の錠ケースが故障している場合や、シリンダーの回転がデッドボルトへ伝わらない場合は、錠ケースまたは錠前全体の交換が必要です。一般的な費用は、部品代と作業料金を含めて25,000円から60,000円程度が目安です。

ドアの種類や錠前の構造によっては、既存部品と同じ製品が廃番になっていることがあります。その場合は、互換性のある部品を探したり、ドアの加工を行ったりするため、費用が高くなる可能性があります。プッシュプルハンドル錠や装飾錠、引き戸錠なども、一般的なシリンダー錠とは部品や作業内容が異なります。

見積もりでは、シリンダーだけの交換で済むのか、錠ケースまで交換する必要があるのかを確認しましょう。故障箇所を切り分けずに一式交換すると費用が大きくなるため、作業内容の説明を受けてから依頼することが大切です。

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賃貸住宅の鍵が回らない場合の対応手順

賃貸住宅の鍵や錠前は、建物の設備として扱われることがあります。自分で鍵屋を呼んだり、シリンダーを交換したりすると、費用負担や原状回復をめぐるトラブルになる可能性があります。緊急時でも、基本的には管理会社や大家へ状況を伝え、指示を受けてから対応しましょう。

自分で修理や交換をせず管理会社や大家へ連絡する

賃貸住宅で鍵が回らなくなった場合は、まず管理会社または大家へ連絡します。鍵穴へ潤滑剤を入れたり、部品を取り外したりする前に、現在の状態をそのまま伝えることが重要です。

対応の流れは次のとおりです。

  1. 鍵を力任せに回さず、操作を止めます。
  2. 賃貸借契約書や入居時の案内書から、管理会社の連絡先を確認します。
  3. 管理会社または大家へ電話し、鍵が回らないことを伝えます。
  4. 鍵屋を自分で手配してよいか、指定業者があるかを確認します。
  5. 指示を受けるまでは、修理や部品交換を行いません。

経年劣化による故障であれば、貸主側が修理を手配する可能性があります。先に自分で業者を呼ぶと、本来負担してもらえた費用が自己負担になる場合もあるため注意してください。

鍵の症状や緊急性を具体的に伝える

管理会社へ連絡するときは、「鍵が壊れた」とだけ伝えるのではなく、どのような状態なのかを具体的に説明します。症状が分かれば、管理会社も修理業者の手配や緊急性の判断を行いやすくなります。

伝える内容は次のとおりです。

  1. 鍵が差し込めるか、奥まで入るかを伝えます。
  2. 鍵がまったく回らないのか、途中まで回るのかを伝えます。
  3. スペアキーでも同じ症状が出るかを伝えます。
  4. ドアを開けた状態と閉めた状態で違いがあるかを伝えます。
  5. 家に入れない、外へ出られないなど、緊急性を伝えます。
  6. 潤滑剤などを使用した場合は、使用した製品も伝えます。

鍵穴のガタつき、異音、鍵の変形などがあれば、その内容も伝えましょう。原因を自己判断して断定する必要はなく、確認できた事実を伝えることが大切です。

指定業者の有無と修理・交換の費用負担を確認する

賃貸物件によっては、管理会社が提携している鍵屋や設備業者を指定していることがあります。入居者が自由に業者を選べない場合もあるため、手配前に確認しましょう。

確認する内容は次のとおりです。

  1. 管理会社が業者を手配するのか確認します。
  2. 入居者が鍵屋を手配してよいか確認します。
  3. 指定業者や提携業者があるか確認します。
  4. 修理と交換のどちらまで許可されるか確認します。
  5. 作業費用を貸主と入居者のどちらが負担するか確認します。
  6. 一時的に立て替える場合の精算方法を確認します。

通常使用による経年劣化であれば、貸主側の負担になる可能性があります。一方、不適切な潤滑剤を入れた、鍵を曲げたなど、入居者の過失が原因の場合は自己負担になることがあります。最終的には契約内容と故障原因によって判断されます。

管理会社の許可を得て鍵屋へ修理を依頼する

管理会社から業者の手配を指示された場合は、許可された範囲で鍵屋へ依頼します。口頭だけでなく、可能であればメールやメッセージなど、後から確認できる形で許可内容を残しておくと安心です。

依頼の流れは次のとおりです。

  1. 管理会社から、依頼可能な作業内容を確認します。
  2. 指定業者がある場合は、その業者へ連絡します。
  3. 自分で手配する場合は、管理会社の許可を得たことを鍵屋へ伝えます。
  4. 作業前に見積もりを確認します。
  5. 交換が必要になった場合は、作業前に再度管理会社へ確認します。
  6. 作業後は領収書や作業報告書を保管します。

鍵屋が現場で追加作業を提案しても、許可された範囲を超える場合はその場で決めず、管理会社へ確認してください。特にシリンダー交換は鍵が変わるため、無断で行わないことが大切です。

夜間など連絡がつかない場合は緊急窓口を確認する

深夜や早朝に鍵が回らなくなった場合でも、管理会社の通常窓口だけでなく、時間外の緊急連絡先が用意されていることがあります。契約書、入居案内、建物の掲示板、管理会社の留守番電話などを確認しましょう。

対応の流れは次のとおりです。

  1. 管理会社の通常の電話番号へ連絡します。
  2. 留守番電話で緊急窓口の案内がないか確認します。
  3. 賃貸借契約書や入居時の書類から、24時間窓口を探します。
  4. 家に入れないなど緊急性が高いことを伝えます。
  5. 管理会社と連絡が取れない場合は、鍵屋へ解錠のみ依頼できるか相談します。
  6. 本格的な修理や交換は、管理会社の確認後に行います。

鍵屋を緊急手配した場合は、連絡した日時、管理会社へ電話した履歴、領収書、作業内容を残しておきましょう。後日、管理会社へ経緯を説明できるようにするためです。

オートロックなど共用部分は管理会社から解錠を依頼してもらう

マンションのエントランスなど共用部分の鍵が回らない場合は、入居者個人の判断で部品を修理・交換できません。共用部分は管理組合や管理会社が管理しており、鍵屋も居住者からの依頼だけでは解錠できない場合があります。

対応の流れは次のとおりです。

  1. エントランスの鍵だけが回らないのか、自室の鍵も回らないのか確認します。
  2. 管理会社や管理人へ連絡します。
  3. ほかの居住者も同じ症状か確認してもらいます。
  4. 共用部分の解錠や修理は、管理会社から業者へ依頼してもらいます。
  5. 自室の鍵を交換する場合も、オートロックとの連動状況を確認します。

自室の鍵とオートロックが同じ鍵で開く仕組みの場合、一般的なシリンダーへ交換するとエントランスを開けられなくなる可能性があります。必ず管理会社の承認を得て、連動に対応した方法で交換してください。

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鍵が回らなくなるトラブルを予防する方法

対策

鍵の不具合は突然起きたように見えても、以前から差し込みにくい、途中で引っかかるなどの前兆が出ていることがあります。日頃から鍵と鍵穴を正しく手入れし、小さな異常を放置しないことが大切です。誤った油や工具は使わず、必要に応じて早めに点検や交換を検討しましょう。

鍵を柔らかい布や歯ブラシで定期的に掃除する

鍵には、手垢、ホコリ、バッグやポケット内の繊維くずなどが付着します。汚れたまま鍵穴へ差し込むと、汚れがシリンダー内部へ入り込み、部品の動きを妨げる原因になります。

鍵の表面は、乾いた柔らかい布で定期的に拭きましょう。ギザギザした鍵は山や谷の部分、ディンプルキーは表面のくぼみに汚れがたまりやすいため、柔らかい歯ブラシで軽くこすると効果的です。強い力で磨く必要はなく、表面のホコリを落とす程度で十分です。

水洗いした場合は、完全に乾燥させてから使用してください。濡れたまま鍵穴へ入れると、内部に水分が残り、ホコリの付着やサビの原因になります。掃除の際は、曲がり、欠け、摩耗がないかも一緒に確認しましょう。

掃除機やエアダスターで鍵穴のゴミを取り除く

屋外に面した玄関の鍵穴には、砂やホコリなどが少しずつ入り込みます。鍵の抜き差しによって発生した細かな金属粉が蓄積することもあります。内部にゴミがたまる前に、掃除機やエアダスターで清掃すると、回りにくさの予防につながります。

掃除機を使う場合は、ノズルを鍵穴へ近づけ、数秒ずつ吸引します。エアダスターは、鍵穴の入口付近へ短く断続的に吹きかけてください。強く吹き続けるとゴミを奥へ押し込む可能性があるため、使用方法に注意します。

針金や爪楊枝を差し込んで清掃してはいけません。内部部品を傷つけるだけでなく、道具が折れて残る可能性があります。清掃しても鍵の動きが悪い場合は、異物以外の原因が考えられるため、無理に作業を続けないでください。

鍵穴用ではない油を避けて専用潤滑剤を使用する

鍵の動きが少し固くなったときに、身近な油を使うのは避けましょう。一般的な潤滑油は粘りがあり、鍵穴内部のホコリや金属粉を吸着します。使用直後は動きが軽くなっても、時間がたつと汚れが固まり、故障につながる可能性があります。

メンテナンスに使用できるのは、鍵穴用またはシリンダー用と明記された潤滑剤です。使用前に鍵穴のゴミを取り除き、製品の説明に従って少量だけ使います。鍵穴が濡れている場合は、十分に乾燥させてから使用してください。

潤滑剤は、多く使えばよいものではありません。必要以上に吹きかけると、余分な粉や汚れが鍵に付着します。頻繁に使用しないと回らない場合は、潤滑不足だけではなく内部部品が摩耗している可能性があるため、点検を検討しましょう。

曲がり・摩耗・引っかかりなどの異常を放置しない

鍵を差し込むときに引っかかる、以前より回す力が必要になった、特定の角度でしか回らないといった症状は、故障の前兆である可能性があります。完全に動かなくなるまで使い続けず、早い段階で原因を確認しましょう。

鍵本体に曲がりや欠けがある場合は、使用を中止して状態のよいスペアキーへ替えます。曲がった鍵を自分で元に戻したり、削って形を調整したりしてはいけません。見た目が戻っても強度が低下しており、鍵穴の中で折れる可能性があります。

ドアを押し引きすると鍵が回る場合も、そのまま放置せず建付けやストライクを点検してください。小さな位置ずれでも、デッドボルトへ負担がかかり続けると錠ケースの故障につながります。違和感が繰り返される場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。

長期間使用しているシリンダーは点検や交換を検討する

シリンダーや錠前は、使用するたびに内部部品が少しずつ摩耗します。長期間使用している鍵で、清掃や専用潤滑剤を使っても回りにくい場合は、内部の劣化が進んでいる可能性があります。

使用年数だけで交換時期を一律に決めることはできませんが、鍵の使用頻度が高い住宅、雨風が当たりやすい玄関、過去に不適切な潤滑剤を使用した鍵穴などは、劣化が早まることがあります。回りにくさ、引っかかり、異音、ガタつきなどがある場合は、年数にかかわらず点検が必要です。

古いシリンダーを交換すると、突然鍵が使えなくなるトラブルを防げるだけでなく、防犯性を見直す機会にもなります。故障してから慌てて交換するのではなく、違和感が増えてきた段階で修理と交換のどちらが適切か相談しましょう。

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まとめ

鍵が回らないときは、無理に力を加えず、すべての鍵で回らないのか、ドアを開けた状態では回るのか、鍵に変形や汚れがないかを確認しましょう。軽い汚れや位置ずれであれば、鍵の清掃、鍵穴のゴミ除去、鍵穴専用潤滑剤、ストライクの調整などで改善する場合があります。

一方、鍵や鍵穴が破損している、自分でできる対処法を試しても改善しない、玄関を開けられない場合は、無理に操作せず鍵屋へ相談してください。賃貸住宅では、先に管理会社や大家へ連絡し、修理方法や費用負担を確認することが大切です。

日頃から鍵と鍵穴を清潔に保ち、回りにくさや引っかかりを放置しないことで、突然鍵が使えなくなるトラブルを予防できます。

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