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玄関の鍵が回らない原因とは?NGな対処法と自分でできる安全な直し方

この記事は約 11 分で読めます
[掲載日]2026/02/18 ,
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出かけようとした時や、疲れて帰宅した時に、突然玄関の鍵が回らなくなるとパニックになってしまうものです。「鍵が壊れてしまったのではないか」「修理業者を呼ぶと高額な費用がかかるのではないか」と不安に感じる方も多いでしょう。

実は、鍵の動きが悪くなる原因の多くは、故障ではなく鍵穴内部の汚れや潤滑成分の不足によるものです。そのような場合、業者を手配する前にご自身で簡単なメンテナンスを行うだけで、スムーズな動きを取り戻せる可能性があります。しかし、知識がないまま自己流で対処してしまうと、かえって鍵穴を詰まらせてしまい、シリンダーごとの交換が必要になるなど、状況を悪化させてしまうリスクも潜んでいます。特に、滑りを良くしようとして身近にある食用油などを使ってしまうのは大変危険です。

本記事では、玄関の鍵が回らないトラブルに直面した際に、まず試していただきたい安全なメンテナンス術をご紹介します。絶対にやってはいけないNG行動から、家にある鉛筆や掃除機を使った意外な応急処置、正しい潤滑剤の選び方、そしてプロに依頼すべき判断基準までを網羅しました。突然のトラブルを賢く解決し、余計な出費を防ぐために、ぜひ最後までご覧ください。

1. 鍵が回らない時に絶対にやってはいけないNG行動とは?故障を悪化させる食用油の危険性

急いでいる時に限って、玄関の鍵が回らない、刺さりにくいといったトラブルに見舞われるとパニックになってしまいがちです。しかし、焦って自己流の対処を行うことは非常に危険です。特に、鍵の調子が悪い時に無意識にやってしまいがちな行動が、実はシリンダー(鍵穴)の寿命を縮め、高額な修理費用を招く原因となることがあります。

まず、最も基本的かつ重要なNG行動は「力任せに鍵を回すこと」です。精密に作られた鍵穴内部の部品はデリケートであり、鍵(キー)自体も真鍮などの柔らかい金属で作られていることが一般的です。無理な力を加えると、鍵が曲がったり、最悪の場合は鍵穴の中で折れて先端が詰まったりする恐れがあります。こうなると、鍵屋を呼んで解錠や破錠作業を依頼するしかなくなり、事態はより深刻化します。

そして、多くの人が良かれと思ってやってしまう最大の間違いが、「鍵穴に食用油や市販の一般潤滑油を注入すること」です。
「滑りを良くするため」と考えて、キッチンにあるサラダ油やオリーブオイル、あるいは自転車や機械整備に使われる一般的な浸透潤滑剤(鍵穴専用と記載のないもの)を使用するのは絶対に避けてください。

油を差した直後は一時的に動きがスムーズになるため、解決したように錯覚します。しかし、油分は蒸発せずに内部に残留し、空気中のホコリや衣服の糸くず、砂などを強力に吸着します。時間が経過すると、油と汚れが混ざり合って粘度の高いヘドロ状の物質に変化し、シリンダー内部の精密なバネやピンの動きを完全に固着させてしまいます。

一度こうなってしまうと、簡単な洗浄では取り除くことができず、鍵穴ごと交換(シリンダー交換)が必要になるケースがほとんどです。メンテナンスのつもりで行った行為が、結果として鍵を完全に壊してしまうのです。鍵が回らない時は、手元にある油を使いたい気持ちをぐっと堪え、正しい知識に基づいた対処を行うことが重要です。

2. 家にある鉛筆や掃除機ですぐ実践できる!鍵のトラブルを解決するための効果的な応急処置

玄関の鍵が固くて回らない、あるいは鍵が途中までしか刺さらないというトラブルの多くは、鍵穴内部に溜まった「ホコリ」や「ゴミ」、そして金属同士の滑りを良くする「潤滑成分の減少」が原因です。実は、これらは専門の道具がなくても、どこの家庭にもある掃除機と鉛筆を使うことで劇的に改善するケースがあります。高額な修理費用がかかる業者を手配する前に、まずは以下の手順でセルフメンテナンスを試してみてください。

ステップ1:掃除機で鍵穴内部のゴミを吸い出す

最初に行うべきは、鍵穴の中にある異物の除去です。風で雨水や砂埃が入り込みやすい玄関の鍵穴は、見た目以上に汚れています。

1. 掃除機のノズルの先端を鍵穴に垂直に押し当てます。
2. 隙間ができないように手で覆いながら、強モードで数秒間吸引します。
3. ノズルを小刻みに左右に動かし、内部の細かなホコリを吸い出します。

エアダスター(パソコンの掃除などで使うスプレー)がある場合は、掃除機と併用して空気を吹き込むのも有効ですが、まずは吸い出すことが重要です。これだけで鍵の動きがスムーズになることも珍しくありません。

ステップ2:鉛筆の粉(黒鉛)で滑りを良くする

掃除機でゴミを取り除いても改善しない場合は、潤滑剤の出番です。しかし、ここで絶対に市販の食用油や一般的な防錆潤滑スプレー(自転車用など)を使用してはいけません。油分がホコリを固めてヘドロ状になり、最悪の場合シリンダーごと交換が必要になります。

そこで役立つのが「鉛筆」です。鉛筆の芯に含まれる黒鉛(グラファイト)は、金属用の固体潤滑剤として非常に優秀な性質を持っています。鍵メーカーも推奨する昔ながらの知恵です。

1. 用意するもの: 濃いめの鉛筆(B、2B、4Bなど)。色が濃いほど黒鉛が多く含まれており、効果が高いです。
2. 塗布する: 鍵(キー本体)のギザギザした部分や溝、側面全体を、鉛筆の芯で強めに塗りつぶします。黒い粉がしっかり付着するように書いてください。
3. 馴染ませる: 黒鉛が付いた鍵を鍵穴に差し込みます。回そうとはせず、ゆっくりと「抜き差し」を数回繰り返してください。
4. 確認と清掃: 鍵がスムーズに回るようになったか確認します。最後に、鍵に付着している余分な黒鉛を乾いた布やティッシュで綺麗に拭き取れば完了です。

この方法は、特にディンプルキーなどの精密な鍵よりも、昔ながらのギザギザした鍵において高い効果を発揮します。もし鉛筆の芯が折れて鍵穴に残ってしまうと逆効果になるため、強く押し付けすぎないように注意しながら行ってください。これらの処置を行っても改善が見られない場合は、内部部品の破損や経年劣化の可能性がありますので、無理にこじ開けようとせず専門業者へ相談することをおすすめします。

3. 鍵穴専用の潤滑剤はどう選ぶ?ホームセンターで購入可能なおすすめアイテムと正しい使い方

玄関の鍵がスムーズに回らない原因の多くは、鍵穴内部に溜まった埃や汚れ、または潤滑成分の減少です。このとき、最も重要なのが「何を使ってメンテナンスするか」という点です。誤ったスプレーを使用すると、一時的に改善しても後で症状が悪化し、最悪の場合はシリンダーごとの交換が必要になってしまいます。ここでは、正しい潤滑剤の選び方と、ホームセンターやネットショップで手軽に入手できるおすすめアイテム、そして効果的な使用手順について解説します。

鍵穴専用の潤滑剤を選ぶ絶対のルール

鍵穴に使用する潤滑剤選びで最も大切なのは、「パウダー(粉末)タイプ」を選ぶことです。これを「ドライ潤滑剤」とも呼びます。

一般家庭にある自転車用や機械用の防錆潤滑スプレー(オイルタイプ)や、食用油、シリコンスプレーなどは絶対に使用してはいけません。これらに含まれる油分が鍵穴内部の埃と混ざり合うと、時間の経過とともに粘着質のヘドロ状に固まってしまいます。その結果、精密な部品が動かなくなり、鍵が抜けなくなったり完全に回らなくなったりするトラブルを招きます。必ずパッケージに「鍵穴専用」や「パウダー配合」と記載されたものを選んでください。

ホームセンターで購入可能なおすすめアイテム

プロの鍵屋も使用している信頼性の高い製品でありながら、カインズやコーナン、DCMといった身近なホームセンターやAmazonなどのネット通販で購入できる実在のおすすめ商品を紹介します。

1. 美和ロック(MIWA) 鍵穴専用潤滑剤 3069S**
日本の大手鍵メーカーである美和ロックが販売している純正の潤滑剤です。白い粉末状のボロン(窒化ホウ素)が主成分で、優れた潤滑性を持続させます。多くの鍵屋が愛用する「間違いのない一本」です。スプレーした直後は白くなりますが、馴染ませると透明になります。

2. KABA(ドルマカバ) カバクリーナー**
ディンプルキーなどの高性能な鍵で有名なKABA社純正のクリーナー兼潤滑剤です。洗浄力が高く、鍵穴内部の汚れを落としながら潤滑被膜を作ります。特にディンプルキーを使用している住宅におすすめです。

3. AZ(エーゼット) 鍵穴用潤滑剤**
コストパフォーマンスに優れたケミカル用品メーカー、AZの製品です。こちらもパウダータイプで、鍵穴を汚さずに動きを滑らかにします。小さいサイズで販売されていることが多く、家庭用に一本備えておくのに最適です。

4. 呉工業(KURE) 鍵穴のクスリII**
「5-5-6」で有名な呉工業ですが、鍵穴には必ずこちらの専用品を使用してください。速乾性の洗浄剤で汚れを落としつつ、ボロン粉末で滑りを良くします。入手しやすく使い勝手が良いのが特徴です。

失敗しない正しい使い方の手順

適切な潤滑剤を手に入れたら、以下の手順でメンテナンスを行いましょう。

1. 内部の掃除をする
いきなりスプレーするのではなく、まずは掃除機を鍵穴に当てて、中の埃やゴミを吸い出します。エアダスターを使用して中のゴミを吹き飛ばすのも有効です。水分は大敵なので、息を吹きかけるのは避けてください。
2. 潤滑剤を少量スプレーする
ノズルを鍵穴に当て、0.5秒〜1秒程度、「シュッ」と短くスプレーします。大量に吹き付ける必要はありません。量が多すぎると粉末が固まって逆効果になることがあるため、少量で十分です。
3. 鍵を抜き差しして馴染ませる
純正キーを鍵穴に差し込み、数回抜き差しを行って潤滑剤をシリンダー内部全体に行き渡らせます。その後、左右に軽く回して動きを確認します。
4. 鍵の汚れを拭き取る
抜き差しすると鍵に汚れや余分な粉末が付着して出てきます。これを布やティッシュで綺麗に拭き取れば完了です。

もしこれらの専用潤滑剤を使用しても改善が見られない場合は、シリンダー内部の部品が破損しているか、経年劣化による寿命の可能性があります。無理に回そうとせず、専門の鍵業者に点検を依頼することをおすすめします。

4. 鍵がスムーズに回らない原因は何?汚れや経年劣化など症状ごとのチェックポイントを解説

毎日使う玄関の鍵に違和感を覚えたとき、無理に力を入れて回そうとしていませんか?鍵が折れてしまう最悪の事態を避けるためにも、まずは冷静に原因を特定することが重要です。鍵がスムーズに回らない原因は、大きく分けて「汚れ」「潤滑油のトラブル」「経年劣化」「建付けの不具合」の4つに分類されます。

それぞれの症状に合わせて、どの部分をチェックすべきか詳しく解説します。

1. 鍵穴内部にゴミやホコリが溜まっている

玄関は外気にさらされているため、鍵穴(シリンダー)の中に砂埃や衣服の繊維などが入り込みやすい環境です。これらの微細なゴミが内部の精密な部品の動きを阻害し、鍵が刺さりにくくなったり、回りにくくなったりします。

* チェックポイント: 鍵のギザギザや窪みに黒い汚れが付着していませんか?鍵穴の中を覗いてみて、異物が見える場合は掃除機で吸い出すエアダスターで飛ばすのが有効です。

2. 潤滑剤が切れている、または間違った油を使っている

鍵の抜き差しをスムーズにするための潤滑剤は、使用するうちに徐々に減っていきます。また、非常によくあるトラブルの原因として「食用油」や「市販の浸透潤滑剤(KURE 5-56など)」を誤って使用してしまうケースがあります。これらは一時的に滑りが良くなっても、内部で油が固まりホコリを吸着してヘドロ状になるため、最終的に鍵が全く動かなくなる致命的な故障を引き起こします。

* チェックポイント: 過去にシリコンスプレーやサラダ油などを差した記憶はありませんか?もしある場合は、速やかに鍵穴専用の洗浄剤で洗い流す必要があります。

3. 鍵本体(キー)やシリンダーの摩耗・経年劣化

日本ロック工業会によると、一般錠の耐用年数は約10年とされています。長年使用していると、鍵の金属部分が摩耗して角が丸くなり、シリンダー内部のピンとかみ合わなくなってきます。特に、純正キーではなく合鍵(スペアキー)を常用している場合、精度のズレから不具合が起きやすくなります。

* チェックポイント: お使いの鍵の角が削れて丸くなっていませんか?もし保管している純正キー(マスターキー)でスムーズに回るようであれば、普段使っている合鍵の摩耗が原因です。

4. ドアの建付け不良(ストライクとデッドボルトのズレ)

鍵そのものではなく、ドア全体の問題であるケースも少なくありません。地震や経年変化でドアの蝶番が緩むと、ドアの位置が微妙に下がります。すると、鍵をかけた時に飛び出す「デッドボルト(かんぬき)」と、それを受ける枠側の穴「ストライク」の位置がズレてしまい、物理的にぶつかって鍵が回らなくなります。

* チェックポイント: 「ドアを開けた状態」で鍵を操作してみてください。もしドアを開けたままだとスルスルと回るのに、ドアを閉めると回らない場合は、鍵穴ではなくドアの建付け(ストライクの位置ズレ)が原因です。

これらの原因を一つずつ確認することで、自分で掃除やメンテナンスで解決できるのか、それとも部品交換や建付け調整が必要なのかを判断することができます。原因が特定できたら、次項で紹介する正しいメンテナンス方法を実践してみましょう。

5. 自分で直せなかった場合はどうすればいい?プロの鍵業者に依頼すべきタイミングと費用の目安

掃除機で埃を吸い出したり、鍵穴専用の潤滑剤を使用したりしても状況が改善しない場合、シリンダー内部の部品が破損しているか、錠前自体の寿命がきている可能性があります。この段階でさらに無理やり鍵を回そうとしたり、力任せに抜き差ししたりするのは非常に危険です。最悪の場合、鍵穴の中で鍵が折れてしまい、修理費用が高額になるだけでなく、家に入れない時間も長引いてしまいます。

自分でのメンテナンスに限界を感じたら、速やかにプロの鍵業者へ依頼することをおすすめします。特に、鍵を挿入した際に明らかな違和感がある、または築年数が10年以上経過しており一度も鍵交換をしていない場合は、経年劣化による故障の可能性が高いため、専門家による診断が必要です。

気になる費用相場ですが、作業内容によって大きく異なります。一般的な目安として、鍵穴の洗浄や分解洗浄、異物除去などの「修理・調整」で済む場合は、出張費を含めて8,000円から15,000円程度が相場です。一方で、シリンダー(鍵穴)自体の交換が必要になる場合は、部品代が加算されるため、15,000円から30,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。防犯性の高いディンプルキーや、電子錠への交換を行う場合は、さらに費用がかかることもあります。

業者を選ぶ際は、電話口で概算見積もりを提示してくれる会社や、現場での見積もりに納得がいかなかった場合のキャンセル料が無料である会社を選ぶと安心です。インターネットで検索して一番上に出てきた業者にすぐ依頼するのではなく、到着時間や作業料金の内訳(出張費、技術料、部品代)をしっかり確認してから依頼することが、トラブルを避けるための重要なポイントです。早めのプロへの相談が、結果的に時間もコストも最小限に抑える解決策となります。

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