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ドアクローザーの油漏れの原因と対策|DIYでの対処から業者に依頼する方法を解説

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[掲載日]2025/04/18 ,
ドアクローザーの油漏れの原因と対策|DIYでの対処から業者に依頼する方法を解説
※本記事にはプロモーションが含まれています

扉の開閉を滑らかに制御するドアクローザーから油が漏れると、床や壁が汚れるだけでなく、扉の動作にも支障が出てしまいます。慌てて業者を呼ぶ前に、まずは油漏れの原因や応急的な掃除方法、シールの一時補修など自分でできる対処法を知っておくことで、被害を最小限に抑えられます。

本記事では、油漏れの仕組みとリスク、DIYでの簡易的なメンテナンス方法から本格的な交換手順、業者に依頼する際のポイントまでを分かりやすく解説します。ドアクローザーが油漏れを起こしている方は是非とも参考にしてみてください。

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この記事でわかること

  • ドアクローザーの役割や内部構造
  • 油漏れの主な原因と放置したときのリスク
  • 漏れたオイルの掃除方法や応急処置
  • 自分で行う交換手順や必要部品の選び方
  • 業者に依頼する際の見極めポイントや費用相場

そもそもドアクローザーとはどんな役割?

ドアクローザー

ドアクローザーとは、扉の開閉速度を制御し、安全性と快適性を両立させるための機構です。内部にオイルを封入したシリンダーとピストンを備え、扉が勢いよく閉まる際に生じる衝撃や騒音を吸収・緩和します。その結果、指や衣服の巻き込みによる事故を防止し、扉や建具、壁の損傷を抑える効果があります。

住宅の玄関や室内扉、オフィスや店舗の出入口、公的機関の扉など、多くの場面で採用されており、設置角度や取付金具の取扱いを誤ると機能が低下して油漏れや閉じ残しの原因となります。

また、使用環境や開閉回数に応じた定期点検やメンテナンスを行わないと、内部シールの劣化やネジの緩みによって本来の性能を維持できず、油が漏れ出すリスクが高まります。

さらに、ドアクローザーには閉鎖速度調整やストローク調整、バックチェック機能といった調整機能が搭載されているものもあり、設置場所や扉の重量に合わせて細かく動作設定が可能です。

適切な調整を行うことで、開放時の扉の跳ね返りや強風による急速な閉鎖を抑制し、常に安定した動作を実現します。製品には屋外用から屋内用、住宅用から業務用まで多様なモデルがあるため、選定時には扉の材質や使用頻度、気候条件などを考慮することが重要です。

ドアクローザーの油漏れとは?

疑問

ドアクローザーの油漏れとは、内部のオイルがシール部などから外部に浸み出す現象を指します。漏れたオイルは扉や床に付着して拭き取りが困難になる場合もあります。油漏れが進行すると動作不良や安全リスクを招くため、早めの原因特定と対処が重要です。

油漏れが起きる仕組み

ドアクローザー内部にはピストンが封入されたシリンダーと高粘度オイルがあり、ピストンの往復運動によって開閉速度を制御しています。内部シールはオイルを密閉する役割を果たしますが、長年の開閉でシールが摩耗・硬化すると隙間が生じ、圧力がかかる度にオイルがシリンダー外へ漏れ出します。

特に設置時のトルク不足やネジの緩みがあると、シール部に過度なストレスが加わり、漏れが早期に発生しやすくなるのです。また、季節による温度変化でオイルが膨張・収縮を繰り返すとシール部にかかる圧力変動が大きくなり、微細な隙間から滲むように漏れるケースも見られます。

さらに、扉の重量や開閉頻度が高いと内部摩擦が増え、シールの寿命を縮める要因となります。

油漏れを放置するとどうなる?

油漏れを放置すると、まずドアクローザー本来の抵抗力が低下し、扉が閉まりきらない、または勢いよく閉まってしまうなど、開閉動作が不安定になります。

さらにシール部分の劣化が進行し、漏れが広範囲に及ぶことでオイル量が減少し、ピストン機構の潤滑が不足して摩耗や固着を招きます。最悪の場合、扉が急閉することで怪我や建具破損のリスクが高まり、周囲の人や物に被害が及ぶ恐れがあります。

また、漏れたオイルが床や壁に付着することで滑りやすくなり転倒事故や清掃負担の増加、金属部品の腐食加速などを引き起こします。加えて、オイル染みが下地材に染み込むと除去が困難になり、補修費用がさらに嵩む可能性もあります。

このように最初の小さな染みでも放置すると多重的なトラブルに発展し、修理コストや安全リスクが大幅に増大するため、早急な対処が重要です。

漏れた油が周囲に与える影響とは?

漏れたオイルが床や壁に付着すると、見た目が悪くなるだけでなく、安全性や建材への影響も無視できません。油分とホコリが混ざると滑りやすい塗膜状になり、歩行者や車イスが滑って転倒事故を引き起こす危険があります。

また、油が金属部品やコンクリート面に染み込むと素材を劣化させ、塗装や仕上げ材の剥離や腐食を促進します。さらに、菌やカビの繁殖が進むと悪臭の原因にもなります。オイルが壁紙や木部に染み込むとシミが広がり補修が困難なため、張り替えや再塗装など大規模な工事が必要になる場合もあります。

このように、ドアクローザーの油漏れを放置するとさまざまなトラブルの原因になる可能性がありますので、早めに対処することが重要です。

油漏れの主な原因

原因

ドアクローザーの油漏れは、内部シールの劣化に加え、取付角度やトルクの不具合、温度変化によるオイルの膨張・収縮、製品寿命に伴う部品摩耗など、複数の要因が重なって発生します。原因を的確に把握することで、最適な対策を講じることが可能です。

シール部の摩耗・劣化

ドアクローザー内部のシール部は、ピストンとシリンダー間でオイルを密閉する要です。しかし、長年の開閉動作によってシール素材が硬化しやすく、微細なひび割れや縮みが生じるとオイルの保持性能が低下します。

特に、開閉頻度が高い扉では摩耗の進行が早まり、わずかな隙間から高粘度オイルが滲み出すことで油漏れが発生します。こうした劣化は徐々に進むため、異変に気づきにくいこともあり、定期的な点検や早期交換がトラブル予防の鍵となります。

取付角度・トルクの不具合

ドアクローザーは、取付金具の角度やネジ締めトルクが適切でないと本来の密閉状態を維持できません。水平や垂直からずれた角度で固定されると、シール部に不均等な力が加わり、微細なすき間が生まれます。

また、推奨トルクよりも弱く締め付けられていると振動や扉の衝撃で緩みが拡大しやすくなるため、締め付け時には必ずトルクレンチを用いてメーカー指定値を厳守することが重要です。

温度変化による油の膨張・収縮

外気温や室内温度の変動は、ドアクローザー内のオイルにも影響を与えます。寒冷時にはオイルが収縮して内部圧力が低下し、逆に暖房や直射日光で温度が上昇するとオイルが膨張して過度な圧力がかかります。

これらの圧力変動が繰り返されると、シール部の弾性が劣化しやすく、極小のすき間からオイルがじわりと漏れ出すことがあります。季節の変わり目には温度適正化オイルの補充や点検頻度を高めることでリスクを低減できます。

製品寿命や内部部品の磨耗

ドアクローザーは設置から5〜7年が一般的な耐用年数とされますが、扉の重量や開閉頻度が高い環境ではより早く限界を迎える場合があります。内部のピストンやバルブ、バネなど金属部品も繰り返し摩擦を受けることで耐摩耗性が低下し、オイル流路の安定性が損なわれます。

その結果、シール部にかかる圧力が不均衡となり油漏れが発生しやすくなるため、寿命を過ぎたクローザーは部品交換ではなく本体ごとの更新を検討することが望ましいでしょう。

DIYでできる応急処置と掃除方法

diy

油漏れが起きた際には、まず漏れたオイルを速やかに除去し、その後シール部の応急補修を行うことが大切です。家庭にある道具や市販の簡易キットを使い、安全かつ効率的に作業を進める手順を解説します。

漏れた油の安全な掃除・処理手順

はじめにウエスやキッチンペーパーで漏れたオイルをやさしく拭き取り、床や壁への広がりを防ぎます。皮膚や衣服につかないように手袋と保護メガネを着用し、換気を十分に行いながら作業します。

残った油シミには中性洗剤を薄めた水溶液をスプレーし、柔らかい布でやさしく拭き取ってからぬるま湯で洗い流します。頑固な染みには重曹を振りかけ、数分おいてからブラシでこすり落とすと効果的です。

一時的なシール補修のコツ

応急的なシール補修には、シリコンシーラントやブチルゴムテープが役立ちます。まず油分を完全に拭き取り、乾燥させた上でシーラントを薄く伸ばすか、テープを隙間に沿わせて貼り付けます。

乾燥後に軽く扉を開閉して密着状態を確認し、漏れが止まるかチェックします。ただし耐久性は限られるため、あくまで交換までのつなぎとして使用し、後々交換を検討しましょう。

補修用オイルの選び方と入手先

ドアクローザーに適したオイルは、メーカー指定の粘度(NLV15~20程度)が基準です。ホームセンターや建材店のほか、オンラインストアで「ドアクローザー用作動油」として販売されています。

型番や扉重量、使用環境を確認のうえ、純正品または互換品のスペック表をよく照合して選ぶことが重要です。粘度が低すぎると制御力が落ち、高すぎると動作が重くなるため、推奨粘度を遵守してください。

作業時に必要な工具と注意点

応急処置にはドライバー(+/–)、ラチェットレンチ、ウエス、キッチンペーパー、マスキングテープがあれば十分です。作業中は扉が急に動かないように支えを使い、安全に配慮してください。

シーラントやオイルが皮膚に触れると落ちにくいため、必ず手袋を装着し、換気を良くして有害な蒸気を防ぎます。また、高所作業時は脚立を安定させ、落下に注意しながら作業を行いましょう。

自分でドアクローザーを交換する方法

チャレンジ

交換用部品・適合モデルの選び方

交換用部品は扉の幅や重量、使用環境に適合するモデルを選ぶことが肝心です。まず既存クローザー本体に刻印されている型番やメーカー名を確認し、純正部品または互換性のある製品を用意してください。

スペック表で対応扉幅や支点間距離、許容トルク値が合致しているかを必ず確かめ、屋外用・屋内用など使用場所に応じた防錆性の有無にも注意しましょう。適合がずれると取り付け後に油漏れや動作不良が起こるリスクが高まります。

ドアクローザーを自分で交換する手順

自分でドアクローザーを交換する際は、まず扉が動かないよう支え木やつっかえ棒を使って固定し、安全を確保します。次にアームとリンクを結合しているネジをドライバーで緩め、リンクを抜いてアームを取り外します​。

その後、本体側面にある取付ネジを外し、本体を左右どちらかにスライドさせながら取付板から抜き取ります​。最後に、取付板を支えるブラケットのネジを外し、上枠からブラケットを取り外して古いクローザーを完全に撤去します。

取り外し後は、丁番部分などに潤滑剤を噴霧し、次に取り付けるドアクローザーがスムーズに作動するよう簡易メンテナンスを行いましょう。

ドアクローザーの交換を業者に依頼する際のポイント

自力での対応に不安がある場合や確実な仕上がりを重視するなら、専門業者への依頼がおすすめです。業者選びのコツや費用の目安、依頼前に押さえておきたいポイントを解説します。

信頼できる業者の見極め方

業者選びでは、公式サイトやパンフレットに掲載された施工実績が豊富かつ具体的に写真や導入事例付きで紹介されているか確認してください。所在地や連絡先が明示され、免許番号・保険加入状況が公開されていれば信頼性が高い証拠です。

口コミサイトやSNSで評価の高い声だけでなく、低評価コメントに対する業者の対応姿勢もチェックし、誠実な対応が見られるかを見極めましょう。

さらに、問い合わせ時の応対スピードや説明のわかりやすさ、見積もりの詳細度も信頼性の指標になります。必要に応じて複数社で相見積もりを取り、金額だけでなく対応や品質を比較することが大切です。

修理・交換にかかる費用相場

ドアクローザー交換にかかる費用は、一般的に部品代が7,000~15,000円作業工賃が8,000~15,000円程度で、合計15,000~30,000円が相場です。高機能モデルや純正品を選ぶ場合は部品代が上乗せされ、重く大型の扉では工賃が増えることがあります。

さらに、土日祝日や夜間対応、出張費が別途発生するケースもあるため、見積もり依頼時には「部品代」「工賃」「出張費」「追加調整費用」など項目ごとに明細を提示してもらうよう依頼しましょう。比較の際は総額だけでなく内訳を詳しく比較し、納得できる業者を選ぶことが重要です。

依頼前に確認すべきポイント

業者に依頼する前には、扉の開閉方向(内開き・外開き)、扉の厚み・幅・高さ、重量、既存クローザーの型番やメーカー名を必ずメモしておきましょう。

加えて、設置場所の状況(屋外/屋内、雨風の影響の有無)や門扉の有無、周辺スペースの広さも伝えることで、現地調査から見積もりまでがスムーズになります。施工日当日は扉周辺の荷物を片付け、スタッフが作業しやすい環境を整えておくと時短につながります。

また、作業後の保証期間やアフターフォロー内容、支払い方法(現金・カード・振込)の確認も忘れずに行いましょう。

見積もり依頼から作業完了までの流れ

まず電話やウェブフォームで症状や扉のスペックを伝え、現地調査の日程を調整します。調査当日は業者が扉周辺を点検し、劣化状況や取り付け環境を詳細に確認。その結果を踏まえた見積書を受領し、書面で部品代・工賃・出張費・保証期間などを確認のうえ発注します。

作業当日は扉周辺の荷物を移動し、業者立会いのもとで作業開始。作業完了後は扉の開閉動作を必ず利用者自身でチェックし、問題がなければ請求書を受け取り支払いを済ませて完了となります。

ドアクローザーの寿命と交換時期の目安

タイミング

経年劣化や使用頻度に応じて、クローザー内部のシールや機構部品は少しずつ性能を失います。本章では、交換の適切なタイミングを見極めるためのチェックポイントを紹介します。

ドアクローザーの一般的な耐用年数とは

ドアクローザーの耐用年数は、立地条件や開閉頻度、扉重量などによって大きく変動しますが、一般住宅の玄関ドアであれば通常5~7年程度が交換時期の目安です。オフィスや店舗など出入り回数が多い場所では、3~5年で内部シールやピストン部の摩耗が進み、稼働不良が見られる場合があります。

また、屋外設置の場合は雨水・風雪・直射日光などの外的要因により、内部部品の腐食やオイル劣化が早まる傾向があります。JIS規格に準拠した製品でも設置環境によっては耐用年数が前後するため、設置後3年を過ぎたら年1回程度の点検を行い、異常がないか確認しておくと安心です。

劣化サインの見分け方

油漏れ以外にもドアクローザーの劣化は複数の症状で確認できます。扉が設定した速度よりも速く閉まったり、逆に著しく遅かったりする場合は内部バルブやシールの摩耗が進行している証拠です。

バックチェック機能がついている製品では、扉の開放時に勢いを抑えられずドアが勢いよく開く場合も異常サインとなります。さらに、扉を開けたままにできず自動で閉まってしまったり、中途半端な開放位置で止まる場合はバルブ内部の詰まりやオイルの劣化が疑われます。

外観では、クローザー本体やアームの継ぎ目にひび割れやサビ、塗装剥がれがないかを定期的に確認し、異音や金属の耳障りな音が聞こえたら専門家に相談しましょう。

早めに交換すべきケース

油漏れが頻繁に発生し、一時的な拭き取りや応急補修では止まらない場合は、内部部品が大きく劣化している可能性があります。また、速度調整ネジを回しても閉鎖速度やラッチングが安定せず、扉が急閉または閉じ残しを起こす状況も要交換サインです。

特に、利用者の安全を守るバックチェックやラチェット機能が正常に働かず、強風などで扉が急に閉まるリスクがある状況は早急な本体交換が必要です。さらに、製造から10年以上経過したクローザーや、部品供給が終了している古いモデルは修理部品が入手できないため、早めの更新を検討しましょう。

交換費用を抑えるポイント

交換費用を抑えるためには、純正品にこだわらず信頼性の高い互換モデルを検討するのも一つの方法です。近年は耐久性とコストパフォーマンスに優れた汎用モデルが多数市場に出回っており、メーカー保証付きの製品を選ぶことでトータルコストを削減できます。

さらに、複数社から相見積もりを取り、部品代や工賃、出張費などの明細を詳細に比較することで、最適な業者を選定可能です。DIYの経験がある場合は、取り外し作業のみ自分で行い、部品交換や再取り付けを業者に依頼するハイブリッド方式で工賃を節約する方法もあります。

ただし、互換性や取付トルクは重要なポイントなので、仕様を必ず確認し、安全性を損なわない範囲で節約しましょう。

まとめ

油漏れを放置せず、小さな異変を見逃さないことがドアクローザーの長寿命化につながります。定期的な点検と簡易メンテナンスで油漏れを防ぎ、必要に応じて適切な時期に交換や業者依頼を行いましょう。

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