自分でできる?ドアクローザー交換前に知っておくべき基礎知識!

玄関ドアが勢いよく「バタン!」と閉まってしまう…そんな症状が出ていませんか?それはドアの上部についているドアクローザーが不具合を起こしているサインかもしれません。ドアクローザーは、ドアをゆっくり静かに閉めるための油圧式の装置です。この部品が劣化すると油漏れを起こしたり調整が効かなくなり、ドアが急激に閉まるようになります。
そこで「自分でドアクローザーを交換したい!」と考える方もいるでしょう。初心者でもドアクローザーの交換は可能ですが、いくつか押さえておきたい基礎知識やポイントがあります。本記事では、ドアクローザー交換をDIYで行うための基本から手順、注意点までをやさしく丁寧に解説します。
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この記事でわかること
- ドアクローザーの役割と、自分で交換できるかどうかの判断基準
- 交換に必要な工具や準備、ドアの型番や種類の確認方法
- 実際の取り外し・取り付け手順と、よくあるトラブルへの対処法
- DIY交換と業者依頼の費用比較、メリット・デメリット
- 自力での交換が難しい場合の代替手段と、信頼できる業者の選び方
目次
ドアクローザーを自分で交換する前に知っておきたいポイント
ドアクローザーの交換はDIYでも可能ですが、事前に構造やタイプの違い、必要な工具、製品の互換性などをしっかり把握しておくことが大切です。これらの基本を押さえることで、失敗やトラブルのリスクを減らし、安全に作業を進めることができます。
ドアクローザーの役割と仕組みとは?
ドアクローザーとは、ドアが自動的にゆっくりと閉まるよう制御する装置で、扉の上部に取り付けられているのが一般的です。内部に油圧の仕組みを持ち、開いたドアを勢いよく閉めないようにスピードを調整し、静かに閉める役割を担っています。
これにより、ドアが「バタン」と大きな音を立てて閉まるのを防ぎ、周囲の騒音や事故リスクを抑えることができます。
自分でドアクローザーを交換するメリットとデメリット
ドアクローザーの交換を自分で行うメリットは、まず費用を大幅に抑えられる点にあります。業者に依頼すると、出張費や作業費を含めた費用が1万〜3万円程度かかる場合もありますが、DIYであれば部品代だけで済みます。また、自分で作業することで構造や仕組みを理解でき、今後のメンテナンスや調整にも役立ちます。
一方、デメリットとしては、工具や部品の選定が難しいこと、作業に失敗するとドアがうまく閉まらなくなる可能性があることです。とくに初心者の場合、ネジ穴の位置が合わないなどのトラブルが起きやすく、結局業者に依頼し直すことになり二重の費用が発生することもあります。
DIYが向いているケース・向いていないケース
DIYでの交換が向いているのは、既存のドアクローザーと同じ型番や互換性のある製品を使う場合や、既存のネジ穴がそのまま使える場合です。取り付け穴の位置が合えば、作業は比較的簡単で、特殊な技術や道具も必要ありません。また、持ち家で自分の判断で加工ができる環境もDIY向きです。
一方、向いていないケースとしては、ネジ穴の位置が合わない場合や、ドアの素材が金属で穴あけに専用工具が必要な場合、賃貸住宅で勝手に加工できない場合などが挙げられます。こうした場合は、無理せず業者に依頼するほうが安全で確実です。
ドアクローザー交換に必要なものと事前確認
ドアクローザーを自分で交換するには、正しい準備が欠かせません。必要な工具を揃えたり、ドアの構造や既存の部品情報を事前に把握しておくことで、スムーズに作業を進められます。特に型番や取り付け位置の確認は失敗を防ぐポイントです。
ドアクローザーの交換に必要な道具と工具一覧
ドアクローザーを交換するには、いくつかの基本的な工具が必要です。具体的には、プラスドライバー(#2か#3サイズ)、脚立、潤滑スプレー、軍手や手袋などが挙げられます。ネジが固着している場合に備えてプラスチックハンマーや潤滑剤も用意しておくと安心です。必要に応じて電動ドリルも準備しましょう。
型番・メーカーの確認方法と互換性のチェック
交換前には、現在使っているドアクローザーのメーカーや型番を確認することが重要です。多くは本体や側面に刻印されています。互換性のある製品を選べば、ネジ穴が合いやすく作業もスムーズになります。型番が不明な場合は、万能型と呼ばれる汎用品も検討しましょう。
ドアの種類と設置位置を確認しよう
ドアクローザーの設置タイプにはいくつか種類があり、ドアの開閉方向や構造に応じて適切な型を選ぶ必要があります。スタンダード型はドアの開く側に、パラレル型は押す側に取り付けるのが一般的です。現状の取付タイプを確認してから交換製品を選びましょう。
賃貸住宅で交換しても大丈夫?注意点と確認先
賃貸住宅にお住まいの場合、ドアクローザーの交換を自己判断で行うのは避けるべきです。物件の設備に該当するため、事前に管理会社や大家さんへ相談し、許可を得る必要があります。契約内容によっては貸主が修理費を負担してくれるケースもあるため、まずは確認を取りましょう。
タイプ別に見るドアクローザーの違いと見分け方
ドアクローザーにはいくつかの種類があり、設置場所やドアの構造によって適したタイプが異なります。交換作業をスムーズに行うには、今使われているドアクローザーのタイプを正しく把握し、それに対応する製品を選ぶことが大切です。この章では、主な取付タイプや開き方向との関係、古い製品を交換する際の注意点について解説します。
スタンダード型・パラレル型・トップジャンプ型の特徴
ドアクローザーの代表的な取付タイプには、「スタンダード型」「パラレル型」「トップジャンプ型」があります。スタンダード型はドアの開く側に取り付けるもので、アームが直角に出ているのが特徴です。
パラレル型はドアの押す側に設置され、アームがドアに沿って平行になる構造で、見た目がすっきりするのが利点です。一方トップジャンプ型は、主に大型の自動ドアなどに使われる埋め込み式で、一般家庭ではあまり見かけません。
左右の開き方向と取付方法の違い
ドアクローザーを正しく取り付けるためには、ドアの開き方向(右開き・左開き)を確認する必要があります。ドアを正面から見て、手前に引いて右に開く場合は「右開き」、左に開く場合は「左開き」とされます。
多くのドアクローザーは左右兼用で設計されていますが、製品によっては右用・左用が明確に分かれていることもあるため、購入時に注意が必要です。また、取付の際に本体を上下逆にしたり、アームの向きを調整することで対応できる場合もありますが、説明書に従って確実に取り付けましょう。
古いタイプからの交換時に注意すべき点
古いドアクローザーを新しい製品に交換する際には、いくつかの注意点があります。まず、既存のネジ穴の位置が新しい製品と一致しない可能性があります。この場合、穴の位置をずらして新たに開け直す必要があるため、ドリルなどの工具が必要になります。
また、古い製品はすでに生産終了していることも多く、同じ型番が入手できない場合には互換品を探す必要があります。製品によっては専用の取付プレートやアダプターが必要になることもあるため、メーカーの互換情報を事前に確認することが重要です。
さらに、錆びて固着したネジや変形した取り付け部など、想定外の作業が発生する可能性もあります。作業前に十分な準備と確認を行い、安全に配慮して交換を進めましょう。
ドアクローザーを自分で交換する手順
実際にドアクローザーを交換する際は、安全に配慮しながら手順を踏んで作業を行うことが重要です。この章では、古いドアクローザーの取り外しから新しい製品の取り付け、ネジ穴の調整、動作確認までの一連の流れを丁寧に解説します。
初心者の方でも安心して取り組めるよう、各工程のポイントも押さえて紹介します。
取り外し手順|古いドアクローザーの安全な外し方
ドアクローザーの取り外しは、ドアが閉じた状態で行うのが基本です。まずはアームとリンク部分を外し、ドア本体や枠に取り付けられたブラケットと本体のネジを順番に外していきます。
ネジが固くて回らない場合は、潤滑剤を使って数分待ち、プラスチックハンマーなどで軽く叩くと緩むことがあります。落下やケガのリスクもあるため、必ず手袋と靴を着用し、安全に配慮しながら作業しましょう。
取り付け手順|新しいドアクローザーの設置ポイント
新しいドアクローザーを取り付ける際は、まずドアの開き方に合わせて製品の向きや取付金具の位置を確認します。取扱説明書に従い、既存のネジ穴が使える場合はそのままネジ留めし、合わない場合は新たにマーキングして正確に取り付けましょう。
本体の固定後は、アームとリンクを正しく接続し、すべてのパーツがしっかり固定されているかを確認してください。作業は焦らず一つひとつ丁寧に進めることが大切です。
ネジ穴が合わないときの対処法
ドアクローザーの交換時に、既存のネジ穴と新しい製品のネジ位置が合わないことがあります。その場合は、まず取り付け説明書の型紙を使って新しい穴の位置を正確にマーキングし、電動ドリルで慎重に穴を開けます。
金属製のドアであれば金属用のドリルビットを使い、木製のドアであれば木工用のビットを使用しましょう。また、古い穴が目立つ場合は木部用パテや金属補修材で穴埋めし、仕上がりを整えるのもおすすめです。どうしても合わない場合には、互換性のある変換プレートを使うという方法もあります。
ドアクローザーの交換作業にかかる時間の目安とコツ
ドアクローザーの交換作業にかかる時間は、状況によって異なりますが、初めての場合は準備や確認を含めて1〜2時間程度を見込んでおくと安心です。ネジ穴が合えばスムーズに進みますが、新しい穴を開ける必要がある場合やネジが固着している場合は、それ以上かかることもあります。
作業を始める前に説明書をよく読み、道具を手元に揃えておくことで効率が大きく変わります。また、作業に慣れていない方は無理をせず、途中で疲れたら一旦休憩を入れることも重要です。焦らず確実に取り組むことが、失敗を防ぐ最大のコツといえるでしょう。
ドアクローザー交換後に行う調整とトラブル対策
ドアクローザーを取り付けた後は、開閉の速度調整や不具合のチェックが必要です。正しい調整を行うことで、静かでスムーズな動作が実現でき、故障や再調整の手間も防げます。この章では、調整方法や取り付け時によくあるトラブルの対処法について詳しく解説します。
ドアの開閉スピード・ラッチスピードの調整方法
ドアクローザーを取り付けた後は、ドアの閉まるスピードを適切に調整する必要があります。多くのドアクローザーには2つの調整ネジがあり、一つはスイープ速度(ドアが最初に閉まるスピード)、もう一つはラッチ速度(最後に閉まる部分)を調整します。
ドライバーで調整ネジを回すことで速度を変えられますが、ネジを緩めすぎると油漏れの原因になるため、少しずつ回して調整するのがコツです。理想的な閉まる速度は、ドアが静かにかつ確実に閉まる程度です。開け閉めを何度か試しながら、安全で快適なスピードに仕上げましょう。
よくある取り付け失敗例と修正方法
ドアクローザーのDIY交換では、初心者による失敗が起こることもあります。よくある例として、調整ネジの締めすぎによる油漏れ、本体の上下逆付け、アームの接続ミスなどがあります。
これらはすべて動作不良の原因になるため、説明書をよく読み、工程ごとに確認をしながら作業を進めましょう。万が一取り付け後に不具合が起きた場合は、無理に使用せず一度取り外して再確認することが重要です。修正が難しいと感じたら、早めに専門業者へ相談するのも一つの手です。
動作不良が起きたときのチェックポイント
ドアクローザーを交換した後に「うまく閉まらない」「途中で止まる」といった動作不良が見られる場合は、いくつかの原因が考えられます。まず確認すべきは、アームやリンクの取り付けミス、本体の上下逆付け、調整ネジの設定ミスです。
スムーズに動かない場合は、一度全体を緩めてから再度正しい位置に取り付け直すと改善することがあります。また、取付位置のズレがあると、ドアの動きに負荷がかかって正しく作動しないこともあります。再調整で改善しない場合は、製品の初期不良や互換性の問題も視野に入れて確認しましょう。
DIYと業者に依頼するのはどちらが良い?
ドアクローザーの交換は、DIYで行えば費用を大きく抑えることが可能です。ただし、工具の準備や交換作業に不安がある場合は、業者に依頼する選択肢もあります。ここでは、DIYと業者依頼それぞれの費用相場や所要時間、メリット・デメリットを比較しながら、予算や状況に応じた判断材料を提供します。
自分で交換した場合の費用相場
DIYでドアクローザーを交換する場合、かかる費用の中心は部品代です。一般的な家庭用ドアクローザーの価格帯は5,000円~15,000円程度が主流で、機能や耐久性により価格に幅があります。
さらに、必要な工具を新たに購入する場合は、ドライバーや脚立などで数千円程度が追加でかかる可能性があります。すでに工具を持っている場合は、実質的なコストは交換部品代のみで済むため、全体の費用を1万円以内に抑えることも可能です。DIYに慣れている方であればコストパフォーマンスの高い選択となるでしょう。
業者に依頼した場合の費用と所要時間
業者にドアクローザーの交換を依頼する場合、費用は部品代に加えて作業費や出張費がかかります。相場としては、部品代が5,000円~15,000円程度、作業費が15,000円~30,000円前後、出張費が別途発生することもあります。
総額では20,000円〜40,000円程度が一般的です。作業時間は通常30分~1時間程度で完了するケースが多く、作業に不慣れな方にとっては安心して任せられる点が魅力です。また、万が一のトラブルにも即対応してくれるメリットがあります。
安さだけで選ばない!信頼できる業者の見極め方
ドアクローザーの交換を業者に依頼する際、価格だけで判断するのは危険です。安すぎる業者には、作業の質やアフターサービスに不安があるケースもあります。信頼できる業者を見極めるには、実績や口コミの確認が大切です。
公式サイトに施工事例が掲載されているか、料金体系が明確かどうかも重要なチェックポイントになります。また、電話やメールでの問い合わせ対応が丁寧かどうかも判断材料のひとつです。事前見積もりを出してくれる業者や、万が一のトラブルにも対応してくれる保証制度があるとより安心です。安さだけでなく「安心・信頼」も重視して選ぶようにしましょう。
自分でドアクローザーを交換するのが不安な場合は?
ドアクローザーの交換作業に不安を感じる方も少なくありません。工具の扱いに慣れていなかったり、高所での作業に自信がない場合は無理をせず、業者に依頼することを検討しましょう。特に賃貸住宅にお住まいの方は、勝手に設備を変更するとトラブルにつながることもあるため、管理会社や大家さんへの事前確認が必須です。
また、ネジ穴の位置が合わない、ドアの素材が金属で穴あけが難しいなどの状況では、専門的な工具や知識が必要になるため、自力では対応しきれないこともあります。この章では、そうした「自力交換が難しいケース」に備えて、どのような選択肢があるのかを解説します。
業者に依頼したほうがいいケースとは?
DIYでの交換が難しいと判断されるケースでは、無理をせず業者に依頼するのが賢明です。具体的には、ネジ穴の位置が大きく異なり再加工が必要な場合、ドアの材質が金属で専用の工具がないと穴あけできない場合、高所での作業が危険を伴う場合などが該当します。
また、手持ちの工具が揃っていない、体力や作業に自信がないといった場合も、プロの力を借りた方が安全です。賃貸住宅などで自己判断で加工ができない場合も、管理会社を通じて業者に依頼するのが基本です。
駆け込み依頼も可能?緊急対応してくれる業者の探し方
突然のトラブルでドアクローザーの交換が急を要する場合、緊急対応可能な業者を探すことが重要です。まずは「ドアクローザー 緊急対応」や「鍵 修理 即日」などのキーワードで検索し、24時間対応や即日対応を掲げている業者をチェックしましょう。
また、地元の鍵屋やリフォーム会社、ホームセンターに問い合わせるのも有効です。電話での対応が早く、料金説明が明確な業者は信頼性が高い傾向があります。急ぎの場合でも焦らず、口コミや評判、料金体系をしっかり確認し、安全・迅速に対応してくれる業者を選びましょう。
見積もりトラブルを防ぐための事前確認ポイント
業者に依頼する際に見積もりトラブルを防ぐには、事前の情報収集と確認が欠かせません。まず、電話やウェブサイトで問い合わせた際に、料金の内訳(出張費・作業費・部品代・追加費用の有無など)を明確に説明してくれるかどうかをチェックしましょう。
また、訪問見積もりを依頼する際には「その場での即決はしない」「追加費用が発生する条件を確認する」といった姿勢が重要です。事前に口コミを確認し、過去に不明瞭な請求があったかどうかも参考になります。納得のいく見積もり内容であることを確認したうえで、正式に依頼するようにしましょう。
まとめ|自分でドアクローザーを交換するためのポイント整理
ドアクローザーの交換は、事前準備と正しい知識があれば初心者でも十分に対応可能な作業です。最初に現状のドアクローザーの型番や設置タイプ、ドアの開閉方向などを確認し、自宅に合った交換用製品を選びましょう。
作業に必要な道具もあらかじめ揃えておくことで、スムーズに進めることができます。取り付け後の動作確認やスピード調整も忘れずに行い、不具合があればすぐに原因を探って修正しましょう。失敗のリスクが不安な方は無理をせず、信頼できる業者への依頼も選択肢に含めて検討することが大切です。安全を第一に、自分に合った方法で交換作業を進めていきましょう。
もしドアクローザー交換業者をお探しなら鍵屋の鍵猿がおすすめです。年中無休で対応してくれて、北海道から沖縄までほとんどのエリアに対応しています。緊急時でもクレジットカード決済が可能なのも嬉しいですよね。
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