南京錠が開かない!?業者に依頼する前に試してほしい自分で開ける6つの方法をご紹介!

「南京錠が開かない!」ということでお困りではありませんか?
南京錠は比較的に安価で購入できるので、さまざまな場面で活用されている方も多いのではないでしょうか。そんな南京錠ですが、鍵を紛失してしまったり、ダイヤルの番号を忘れてしまうと開かなくなってしまいます。
本記事では、南京錠が開かなくなった際に自分で開ける方法や開かない原因についてご紹介します。南京錠が開かなくてお困りの方は是非とも参考にしてみてください。
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この記事でわかること
- 南京錠の種類
- 南京錠を自分で開ける方法
目次
南京錠の種類
南京錠にはさまざまな種類があり、種類によって開け方が異なります。ここでは代表的な南京錠の種類を2つご紹介します。ご自身の南京錠がどちらになるのか確認してみてください。
シリンダー式南京錠
シリンダー式南京錠は、鍵を使って開け閉めを行うタイプの南京錠です。内部にはピンやディスクなどの仕組みが組み込まれており、対応する鍵を差し込んで回すことで解錠されます。一般的な南京錠の多くがこのタイプであり、使い方もシンプルなため、幅広い用途で利用されています。
シリンダーの種類によって防犯性が異なり、基本的な「ピンシリンダー式」のほか、高い防犯性能を誇る「ディンプルシリンダー式」や「ディスクシリンダー式」などがあります。ただし、鍵を紛失すると開けられなくなるリスクがあるため、鍵の管理には注意が必要です。
ダイヤル式南京錠
ダイヤル式南京錠は、鍵を使わずに数字のダイヤルを回して暗証番号を合わせることで解錠するタイプです。鍵を持ち運ぶ必要がないため、学校のロッカーやスーツケースなど、複数の人が使用する場面でよく利用されます。
ダイヤル式には、初めから設定された番号を変更できない「固定式」と、ユーザー自身で暗証番号を設定・変更できる「可変式」があり、後者の方がより安全性を高めることができます。ただし、暗証番号を忘れると開けられなくなるため、設定した番号はしっかりと記憶しておくことが大切です。
南京錠を自分で開ける方法
では早速自分で南京錠を開ける方法についてご紹介します。南京錠を壊さずに開ける方法についてもご紹介しますので、まずは壊さない方法からお試しください。
クリップなどでピッキングを試す
南京錠を開ける方法の一つとして、クリップやヘアピンを使ったピッキングがあります。この方法は、シリンダー式の南京錠(鍵穴があるタイプ)に対して有効ですが、防犯性能が高い南京錠では成功しにくくなっています。以下に、クリップやヘアピンを使ったピッキングの手順を解説します。
クリップなどでピッキングを試す方法
- クリップ(またはヘアピン)を加工する
まず、クリップやヘアピンを南京錠のピッキングに適した形に加工する必要があります。クリップを使用する場合は、一本を伸ばして先端をL字型に曲げ、これをテンションレンチとして使います。テンションレンチは、鍵を回す役割を果たす重要な道具です。もう一本のクリップ(またはヘアピン)は、ピンを押し上げるためのピックとして使用するため、先端を少し曲げておくと操作しやすくなります。ヘアピンを使う場合は、先端のゴム部分を取り除くと、よりスムーズに鍵穴に入ります。 - 南京錠の鍵穴にテンションレンチを差し込む
次に、南京錠の鍵穴にテンションレンチを差し込みます。鍵穴の下部にテンションレンチを入れ、南京錠が開く方向へ軽く力を加えます。力を入れすぎるとピンが動かなくなってしまうため、ほんの少しの力でテンションをかけることが重要です。南京錠がどちらの方向に回るのかわからない場合は、左右に試してみて、よりスムーズに動く方向を探してください。 - ピックを使って内部のピンを押し上げる
テンションをかけながら、ピックを鍵穴の上部に差し込み、内部のピンを一つずつ押し上げていきます。南京錠の鍵穴には複数のピンがあり、それぞれが適切な高さに揃うと鍵が回る仕組みになっています。ピックを動かしながら、ピンが「カチッ」とわずかに固定される感覚があれば、そのピンは正しい位置にあると判断できます。この作業を繰り返し、すべてのピンを適切な位置にセットすることが必要です。 - テンションレンチをゆっくり回して開錠
すべてのピンが揃ったら、テンションレンチを少し強めに回します。適切にピンがセットされていれば、南京錠は「カチッ」と音を立てて開きます。このとき、力を入れすぎるとピンがずれてしまうことがあるため、慎重に回すことが大切です。もし開かない場合は、テンションのかけ方を調整しながら再度ピッキングを試してみてください。
アルミ缶を使って開ける方法
意外と思われるかもしれませんが、アルミ缶を使って南京錠を開ける方法もあります。
この方法は、比較的単純な構造の南京錠に対して有効ですが、防犯性の高い南京錠には通用しないこともあります。以下に、アルミ缶を使って南京錠を開ける具体的な手順を解説します。
アルミ缶を使って開ける方法
- 必要な材料を用意する
アルミ缶・ハサミまたはカッター・ペンやマーカーを用意します。
- アルミ缶を切り取る
アルミ缶の上部と底部を切り落とし、円筒部分を平らに広げ長方形(3✕6cm程度)にハサミでカットします。 - 道具を作る
カットしたアルミを長い方を横にして置き、上から半分まで折ります。「T」の形になるように左右の下部をカットします。その際に「T」の縦棒の下部分は丸くなるようにします。 - 道具を南京錠に挿入する
南京錠のシャックル(U字部分)がロックされている隙間に道具を挿し込みます。少しずつ押し込みながら、横にずらして開けます。
南京錠のシャックルを引っ張りながら開ける
ダイヤル式南京錠では、シャックル(U字部分)を引っ張ることで、正しい番号を探ることができます。ダイヤル式南京錠の番号を忘れた方はこの方法で番号を割り出すことができるかもしれません。
南京錠のシャックルを引っ張りながら開ける方法
- 番号を全て0に合わせる
はじめにダイヤルの番号を0に合わせます。 - シャックルを引っ張る
片手で南京錠を持ち、もう一方の手でシャックルを軽く引っ張ります。強く引きすぎると動作が固くなるので、適度な力加減を保ちましょう。 - ダイヤルをゆっくり回す
シャックルを引いたまま、ダイヤルを少しずつ回します。どこかの数字でわずかに引っかかる感覚があれば、その番号をメモします。 - 全てのダイヤルで同じ作業を繰り返す
南京錠が2桁や3桁のダイヤル式の場合、それぞれのダイヤルで引っかかるポイントを探します。 - メモした数字の組み合わせを試す
引っかかった番号の組み合わせを調整しながら試してみると、南京錠が開く可能性があります。
なお、この方法は防犯性が高いダイヤル式南京錠では難しい場合がありますのでご注意ください。
番号を総当たりで試す
ダイヤル式南京錠の暗証番号を忘れてしまった場合、総当たりで番号を試すことで解錠できる可能性があります。この方法は時間がかかるものの、確実に開けることができる点が特徴です。
方法は非常に単純で番号式のダイヤル式南京錠の場合0~9までの数字を総当たりで試す方法になります。
3桁(000~999)の場合は最大 1,000通りで4桁(0000~9999)の場合は最大 10,000通りになり、3桁なら数十分~1時間、4桁なら数時間~半日以上かかることもあります。桁数が多いほど試行回数が増えるため、この方法を試す場合は根気よく行いましょう。
なお、一部の高セキュリティ南京錠では、一定回数間違えるとロックがかかる機能があるため、総当たり攻撃ができない場合がありますので注意しましょう。
鍵穴専用の潤滑剤を使用する
シリンダー式南京錠で鍵が挿さらない、回らない場合やダイヤル式南京錠で番号は合っているのに開かない場合は、鍵穴専用の潤滑剤を使用することで開くようになるかもしれません。
南京錠の内部にゴミやほこりが詰まっている場合や錆びている場合、それらが邪魔をして正常に開かなくなることがあります。パッと見て南京錠が古い、錆びている場合はこの方法が効果的かもしれません。
鍵穴専用の潤滑剤を南京錠の鍵穴やシャックル部分に吹きかけることで開くようになるかもしれません。なお、その際にクレ556や食用油などは絶対に使わないようにしましょう。
最初は滑りが良くなるかもしれませんが、徐々にほこりやゴミが固まってしまい、状態が悪化する可能性がありますので、必ず鍵穴専用の潤滑剤を使用するようにしましょう。
なお、鍵にクレ556などの鍵穴専用以外の潤滑剤を使用する危険性などについては以下の記事でも詳しく解説しています。併せてご確認ください。
スパナを使って南京錠を破壊する
南京錠をスパナやハンマーで破壊して開ける方法は最終手段です。ピッキングや番号を試す方法が全てうまくいかなかった場合や、緊急で南京錠を開ける必要がある場合にお試しください。ただし、この方法は南京錠やその周囲の物を損傷する可能性が高いため、慎重に行う必要があります。
まず、スパナを2本用意し、それぞれを南京錠のシャックルの両側にかけます。スパナを両側にかけたら、内側に向かって力を加えます。この時、テコの原理が働くため、南京錠が開く可能性があります。
スパナのサイズ選びは非常に重要です。大きすぎるスパナでは、南京錠のシャックルに2本をかけることができないため、適切な力を加えることができません。反対に、小さすぎるスパナだと、シャックルにかけることはできても、テコの原理がうまく働かず、十分な力を発生させることができません。
そのため、南京錠の大きさに合わせた適切なスパナのサイズを選ぶことが重要です。シャックルのサイズにピッタリと合ったスパナを選んで、両側にかけることで、テコの原理を最大限に活用することができます。
自分で開かなければ業者に依頼する選択肢もあり!
「自分で南京錠を開けることができなかった」
「自分で南京錠を開けるのは怖い・不安」
「南京錠を壊さずに開けてほしい」
などなど不安に感じることもあるでしょう。そんなときは業者に依頼する選択肢もあります。ここでは業者に依頼するメリットや費用相場についてご紹介します。
南京錠の開錠を業者に依頼するメリット
南京錠の開錠を業者に依頼することには、いくつかのメリットがあります。まず、最も大きなメリットの一つは確実性です。専門業者はもちろんプロなので、南京錠を壊さずに開けることがほとんどです。南京錠を壊さずに開けてほしいなどでしたら業者に依頼する方がおすすめです。
また、時間と手間を大幅に節約できる点も大きなメリットです。自分で南京錠を開けるには、スムーズにいかないことも多いでしょう。特に番号を総当たりで試す場合、うまくいかない場合はかなりの時間を要します。しかし、業者に依頼すれば、短時間で確実に開錠してくれるため、時間を無駄にすることなく問題を解決することができます。特に急いでいる場合には非常に便利です。
このように、南京錠の開錠を業者に依頼することで、安全に、迅速に、かつ効率的に問題を解決できるため、自分で開ける方法がうまくいかない場合や、時間や安全を重視したい場合には業者に依頼するのが最も有効な選択肢と言えます。
南京錠の開錠を業者に依頼したときの費用相場
南京錠の開錠を業者に依頼した場合の費用相場は、南京錠の種類や開錠方法、依頼する業者によって異なります。
種類 | 費用相場 |
シンプルな南京錠 | 3,000円~5,000円 |
防犯南京錠 | 7,000円~10,000円 |
一般的な相場としては、3,000円〜10,000円程度が目安とされています。100均などで販売されているシンプルな南京錠であれば3,000円〜5,000円程度で開錠できることが多いですが、セキュリティ性の高い南京錠や特殊な構造のものの場合は、7,000円〜10,000円以上の費用がかかることがあります。
また、業者が現場まで出張する場合は、1,000円〜3,000円程度の出張費が別途かかることがあります。さらに、夜間や休日に依頼する場合は、通常料金の1.5倍〜2倍の緊急対応料金が発生することもあります。そのため、依頼する際には事前に業者へ料金体系を確認することが重要です。
南京錠は自分で開けることもできるが不安なら業者に依頼しよう!
今回は南京錠を自分で修理する方法を主にご紹介しました。南京錠は場合によっては自分で開けることができますが、比較的防犯性が高い南京錠の場合は自分で開けることが難しいでしょう。
そのような場合などは業者に依頼して開けてもらう方がおすすめです。費用は発生してしまいますが、早く確実に開けてくれます。もし南京錠の開錠を業者に依頼する場合は鍵屋の鍵猿がおすすめです。年中無休で対応してくれて、北海道から沖縄までほとんどのエリアに対応しています。緊急時でもクレジットカード決済が可能なのも嬉しいですよね。
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南京錠のトラブルでお困りでしたら鍵屋の鍵猿に依頼してみてはいかがでしょうか。
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