大切な貴重品をしっかりと守るために金庫は活躍しています。
金庫を使用することで、貴重品や貴金属・現金・重要ファイルなどを泥棒から盗まれにくくする、耐火性能により万が一の火災などから中身を守ることもできます。
金庫を使用するにあたって重要なのはその鍵です。金庫の鍵には様々な種類がありますのでここでご紹介します。
ダイヤルで開けるタイプの金庫
まず多くの方が目にしているのがダイヤル式です。あらかじめ設定されている番号に合わせて繰り返しダイヤルを回して鍵を開ける仕組みです。これはその金庫に関わる人・番号を知っている人なら誰でも開けることができるため、お店や仕事場で使用することが多いです。
鍵を持ち歩く必要が無いことと、電源が必要ないため電池切れ・基板故障がなくメンテナンスが要らないというのが最大のメリットです。
デメリットはダイヤルの合わせ方が右回し3回・左回し2回・右回し1回と少々手間となるため、久々に金庫を開けようとすると「開け方はどうやるんだったかな?」と忘れてしまう事や、急いでいる時にキッチリ合わせられず何度もやり直して開けなければならない時もあります。また、番号を忘れてしまう・番号を書いたメモを無くしてしまうこともありますのでご注意ください。
プッシュ式・テンキー式の金庫
次にプッシュ式金庫です。これは設定した暗証番号をプッシュして開錠するものです。簡単に開けることができ、多くの人が使用しやすいことで宿泊施設などで使用されることが多いです。
操作方法はダイヤル式と比べると簡単ですが、電池切れにより開けられなくなる場合もあるため、電池の寿命には注意。また老朽化や衝撃により基板が故障すると開けられなくなることもあります。ダイヤル式同様、暗証番号を忘れないようにご注意ください。
シリンダー式の金庫
一番有名な方法としては鍵を差し込んで開錠するシリンダー式金庫です。鍵を入れるだけの簡単な開け方で、その鍵がなければ開けられないことなどから個人用・ご家庭用など少ない人が関わる場合の金庫として人気があります。
デメリットは、ダイヤルやプッシュ式と違い鍵を持っておかなければなりません。鍵を失くす、鍵を盗まれてしまう場合もあるため、保管はキッチリ行う事。
生体認証式の金庫
比較的新しい方式なのが生体認証の金庫です。指紋や顔認証システムなどが搭載されていてその人でなくては開けられないようになっているので、安全性が高く、大きな金額の貴重品を預ける場合に活躍しています。
個人用・業務用金庫で生体認証で開けるタイプの金庫は、指紋認証が一般的です。
デメリットは、プッシュ式同様に電池で動くものは電池の寿命に注意。また指紋の場合、乾燥した手、指紋が薄くなってしまうと読み取りできない時があります。1本ではなく何本か指紋を登録しておきましょう。
防犯性を上げるなら鍵は2個ついているタイプ!
業務用金庫の場合、ダイヤルとシリンダーがついておりどちらも合わなければ開かないというものが一般的です。その他にも、ICカードと暗証番号の2重ロックなど、種類は多いためお好みの開錠方法でお選びください。
もし鍵を失くしたら?番号を忘れてしまったら?
業務用の金庫の場合、ダイヤルの番号を変更できるタイプの金庫がございます。もしダイヤル番号を知っている従業員が辞めた場合でも後から変更ができるため安全に使用し続けることができます。または、番号変更が出来ない場合はダイヤル錠ごと交換する手もあります。シリンダー式の場合も鍵穴を変えて対応できます。いずれも、出来る金庫と出来ない金庫、または老朽化しているならいっそ金庫ごと交換したほうがいい場合もあるため、まずはお気軽にご相談ください。
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